エボラ出血熱に関する質疑応答ビデオ(英語)- Emory University (エモリー大学)
(和文の要約をページの下のほうに追加しました。)
アフリカでボランティア活動中に、エボラ出血熱に感染したアメリカ人男性医師と他1名が
米国ジョージア州アトランタのEmory大学病院に搬送されました。
驚いたことに、米国内では、なぜ、感染者を帰国させるのか疑問視する意見があるようです。
そういう庶民の疑問に応えるビデオがエモリー大学から公開されました。
残念ながら現時点において、米国FDA認可の決め手となるワクチンや治療方法はありません。
しかし、アフリカよりも米国のほうが、より適切なサポート治療を施すことができ
生存率も高まるために米国内への搬送となりました。
致死率の高い病気ですが、医療チームやCDC(米国疾病感染センター)にとっては、
今後に役立つ治療法を見いだす機会となるかも知れません。
事実、ある薬を投与後、改善の兆しが表れたそうです。
感染した男性医師が病院に到着した際に、
自分自身の足で歩いて搬送車から出てくる姿が報道され、
生存への期待が高まっています。
後日搬送された女性患者は、罹患医師よりも20歳ほど年齢が上です。
この方も症状は改善しましたが、年齢も影響しているようで、搬送された時点において、
自力で歩行するまでの力はついていなかったようです。
しかし、食欲が出て来たようでヨーグルトを食したと報道されていました。
国内賛否両論がありますが、エイズ治療のように、
エボラ出血熱への治療方法への道が開かれることに期待したいです。
そして、人道的救助のボランティア活動に参加したお二人の回復を祈ります。
(* 追記、代表的な出血熱には、黄熱やデング熱があります。)
-----------ビデオ要約は下記--------
Q: エボラ出血熱とは?
A: エボラウィルスとは、出血熱に分類されるウイルス感染病のひとつです。
複数箇所から出血を伴う危険な病気です。
残念ながら、現在、この病気に効果を発するFDA認可のワクチンも治療法もありません。
Q: なぜ、感染者を米国へ帰国搬送したのですか。
A: なぜ、今回、患者を米国へ搬送したかと言うと、
サポート治療を行なうには米国のほうがより適切であると判断したためです。生存率を最大化するためです。
Q: サポート治療とは?
A: バクテリア感染による類似した症状や、合併症の時にICU(集中治療室)で行なうような治療のことです。
血圧の安定、呼吸サポート、エボラ患者の場合は腎機能不全も懸念されますので、
人工透析も必要になるかも知れません。
しかし、基本的に、私たちに出来る事は、患者の身体がウイルスを制御できる抵抗力をつけることです。
Q: なぜエモリー大学病院に患者が搬送されたのですか。
A: 当大学病院には、CDC(米国疾病センター)との協力のもと、
このようなハイレベルのリスクのあるウイルスを封じる隔離システムが整っています。
対応できる看護チームも揃っているからです。
Q: 患者をこちらへ搬送したことにより、米国は、エボラ感染の危険にさらされていますか?
A: 二次感染の危険性は考えられません。警戒体制を徹底しています。
当病院では、患者搬送をはじめ、機器の取り扱い、手順、対応等、
過去12年間、訓練を続けていますので、対応できる能力も自信もあります。
Q: 病院勤務者や他の患者の安全性への対応は?
A: HIV、B型肝炎、C型肝炎など、これらはすべて体液に直接触れることにより感染する病気です。
先ほどもご説明しましたように、徹底した隔離ユニットが整備されていますし、
高度なトレーニングを受けた人材も揃っており、安全な入室方法、
隔離病室から持ち出すあらゆるものの取り扱い方法、
使い捨てのものは法規制に則った手順に従い、隔離ユニット専用のルートで廃棄処分されます。
つまり、当病院はあらゆる対策を講じていますので、病院スタッフや、他の患者さん、
病院を訪問なさる方々がエボラ出血熱に感染するリスクは考えられません。
[参照:Emory University]
米国ジョージア州アトランタのEmory大学病院に搬送されました。
驚いたことに、米国内では、なぜ、感染者を帰国させるのか疑問視する意見があるようです。
そういう庶民の疑問に応えるビデオがエモリー大学から公開されました。
残念ながら現時点において、米国FDA認可の決め手となるワクチンや治療方法はありません。
しかし、アフリカよりも米国のほうが、より適切なサポート治療を施すことができ
生存率も高まるために米国内への搬送となりました。
致死率の高い病気ですが、医療チームやCDC(米国疾病感染センター)にとっては、
今後に役立つ治療法を見いだす機会となるかも知れません。
事実、ある薬を投与後、改善の兆しが表れたそうです。
感染した男性医師が病院に到着した際に、
自分自身の足で歩いて搬送車から出てくる姿が報道され、
生存への期待が高まっています。
後日搬送された女性患者は、罹患医師よりも20歳ほど年齢が上です。
この方も症状は改善しましたが、年齢も影響しているようで、搬送された時点において、
自力で歩行するまでの力はついていなかったようです。
しかし、食欲が出て来たようでヨーグルトを食したと報道されていました。
国内賛否両論がありますが、エイズ治療のように、
エボラ出血熱への治療方法への道が開かれることに期待したいです。
そして、人道的救助のボランティア活動に参加したお二人の回復を祈ります。
(* 追記、代表的な出血熱には、黄熱やデング熱があります。)
-----------ビデオ要約は下記--------
Q: エボラ出血熱とは?
A: エボラウィルスとは、出血熱に分類されるウイルス感染病のひとつです。
複数箇所から出血を伴う危険な病気です。
残念ながら、現在、この病気に効果を発するFDA認可のワクチンも治療法もありません。
Q: なぜ、感染者を米国へ帰国搬送したのですか。
A: なぜ、今回、患者を米国へ搬送したかと言うと、
サポート治療を行なうには米国のほうがより適切であると判断したためです。生存率を最大化するためです。
Q: サポート治療とは?
A: バクテリア感染による類似した症状や、合併症の時にICU(集中治療室)で行なうような治療のことです。
血圧の安定、呼吸サポート、エボラ患者の場合は腎機能不全も懸念されますので、
人工透析も必要になるかも知れません。
しかし、基本的に、私たちに出来る事は、患者の身体がウイルスを制御できる抵抗力をつけることです。
Q: なぜエモリー大学病院に患者が搬送されたのですか。
A: 当大学病院には、CDC(米国疾病センター)との協力のもと、
このようなハイレベルのリスクのあるウイルスを封じる隔離システムが整っています。
対応できる看護チームも揃っているからです。
Q: 患者をこちらへ搬送したことにより、米国は、エボラ感染の危険にさらされていますか?
A: 二次感染の危険性は考えられません。警戒体制を徹底しています。
当病院では、患者搬送をはじめ、機器の取り扱い、手順、対応等、
過去12年間、訓練を続けていますので、対応できる能力も自信もあります。
Q: 病院勤務者や他の患者の安全性への対応は?
A: HIV、B型肝炎、C型肝炎など、これらはすべて体液に直接触れることにより感染する病気です。
先ほどもご説明しましたように、徹底した隔離ユニットが整備されていますし、
高度なトレーニングを受けた人材も揃っており、安全な入室方法、
隔離病室から持ち出すあらゆるものの取り扱い方法、
使い捨てのものは法規制に則った手順に従い、隔離ユニット専用のルートで廃棄処分されます。
つまり、当病院はあらゆる対策を講じていますので、病院スタッフや、他の患者さん、
病院を訪問なさる方々がエボラ出血熱に感染するリスクは考えられません。
[参照:Emory University]