インド渡航時の必携品リスト
インド渡航前の調達品リストです。 何らかのお役に立てれば何よりです。 (* 下記情報は、2004年発行のメールマガジンから一部を抜粋して掲載しております。 当時とは環境や状況が多少異なっている場合もあることをご理解ください。) 米さえあれば、世界じゅうどこでも生き延びられるタイプですので、 女性の立場で最低限度のものだけ取り揃えることにしました。 長期滞在のため、現地で調達できるものは日本からの持参を差し控えました。 尚、私の駐在先はムンバイ(旧名ボンベイ)でしたので、冬はありませんので 冬用品は対象外となっています。北部など冬がある地域に渡航される方は ご注意ください。 ■(1)必携品リスト 帽子、サングラス、下着、靴、ウェットティッシュとポケットティッシュ、 紙せっけん、梅肉エキス、インスタント味噌汁、だし、味噌、化粧品、蚊取り線香、 虫除けローション/クリーム、懐中電灯、女性用品、日本製のボールペン ■(2)理由 * 帽子(日よけ用) → 帽子の代わりに雨傘で代用可能ですが、 休暇中にインドを旅行する予定の方は持参することをお勧めします。 (ところで、日本の折り畳み傘は上品すぎて直ぐに壊れました。 モンスーン時の雨量は想像を絶します。 遅かれ早かれ 現地に適応した丈夫な傘をインドで入手する羽目になりました。) * サングラス → 紫外線防止だけではなく、街が埃っぽいので コンタクトレンズをしている方には埃よけにもなります。 * 下着 (女性は必須。ランジェリ一式とソックス) → 現地ではまず揃わないと思ってください。 売るには売っていますが、全然体型にフィットしません。 女性は素足でサンダル履きのせいか、ソックスも現地で 入手できませんでした。 気候が暑いのでストッキングは一度も履いたことがありませんが、 インド国外に出る場合や特別な時のために数足は あった方が安心です。 男性用はワイシャツ、パンツ、靴下等、何でも安く揃いますが、 私自身が身に付けたことがありませんので 着け心地はわかりません。すみません。 * 靴 → 現地で入手できますが、痛くて履けませんでした。 現地の人は一般的にサリーやサルワカミーズ(パンツ形式のゆったりボトムと 丈の長い上着)に素足でサンダル履きですので、 女性用の靴は需要がさほど多くないようです。 履き心地には一層の改善が必要かと感じました。 皮製のサンダルは現地で安く入手できます。 * ウェットティッシュとポケットティッシュ → 自宅と会社の往復だけの生活では必要ありませんが、 それ以外の場所や週末に外出する際に必要。 トイレットペーパーは現地で入手できます。 価格は日本よりも割高です。 * 紙せっけん → 昔なつかしい1回ずつの使い切りタイプの 紙せっけんです。 ティッシュ同様、少しでも都心から離れると必要です。 外出先では、どこのトイレにも水はありますが、 ペーパーやソープ類はあまり期待できません。 処理設備を考えた場合、現地の人のように水だけで 処理しなければならない場合が時にはあります。 その場合、1回ずつ使いきりできる紙せっけんがあったら 便利です。東急ハンズで見つけました。 * 梅肉エキス → 整腸に良いとのお勧めで持参しました。 水には細心の注意をはらっているにも関わらず、 お腹が日常的にゆるくなります。 そのような病気とまではいかない状態で効能を発揮しました。 病気になった場合には、梅肉エキスでは何の助けにもなりません。 * インスタントの味噌汁、だしの素などフリーズドライ食品 → 和食がなければ生きていけない人用。 * 化粧品 → 肌の色が関わるものは現地調達は無理です。 パウダーがなくなって困った時にはどうする術も無かったので ベビーパウダー(米国系の大手ブランド商品)で代用しました。 急場のしのぎのつもりでしたが、なかなか気に入り、 それ以降はずっとベビーパウダーで通しました。 * 蚊取り線香 → 旅行用と停電のある地域での必需品。 インドにも蚊取り線香はありますが、どうも蚊に対して ユーザーフレンドリーのようです。 家では、電気コンセントに接続するタイプの蚊取りマットが使えます。 ムンバイは停電がありませんが、他の地域でしたら 昔ながらの蚊取り線香があった方が心強いと思います。 蚊を媒体にして感染する病気がありますので、 蚊にはくれぐれもご注意ください。 尚、聞くところによるとインドのマラリヤは死亡率が非常に低いそうです! 実際、私も経験しましたが今も生きています。 * 虫除けローション/クリーム → 蚊取り線香に同じ。 蚊を媒体にした病気予防です。 * 懐中電灯 → 現地でも調達できますが、渡航先が 停電のある地域の場合は到着後すぐに必要となります。 ケララ州に行った時には、毎日夕刻の決まった時刻に 1時間ばかり停電になりました。 節電のための政策らしいです。 万が一その時間帯に外出しているようでしたら、 あたりは見事に真っ暗になりますので、必ず持参した方がよいと思います。 * 日本製のボールペン → これはなくても生活には困りませんが、 インドの子供たちが日本製のボールペンを喜びます。 特に、ケララ州(インドで最も識字率の高い州)に行った時に、 大喜びされました。 手持ちの日本製ボールペンが無くなってからは、現地で入手して使っていましたが、 インド人の子供たちにペンをせがまれた時に、日本製ではないと判ると そっぽを向かれました。 (注: 蚊を媒体として感染する病気は、マラリヤ、像足病、デング熱などです。 都心部での生活でも、マラリヤ感染のリスクはあります。像足病は、南部ケララ州に旅行に行ったときに過去の罹患者らしき人たちを数人見かけました。この病気は、一旦、ウイルスに感染して足が像のように膨れ上がると、もとには戻らないからくれぐれも注意するようにと、同僚たちに何度もからかわれました。) |