イノベーションを活発に行なっている大学ランキング (アジア太平洋地域)
ロイター社が行っているランキングです。
今年が2回目です。
第一位に輝いたのは、韓国のKAIST (Korea Advanced Institute of Science and Technology)。
研究者が提出した特許数が、アジア太平洋地域の他の75校よりも多いこと。
外部の研究者による論文や特許内で引用された頻度が多かった点がトップにラランクされた要因です。
第二位も韓国の大学であるソウル国立大学。
この大学は、約68億ドル(研究費合計の約15%に相当)の資金を外部の業界から受けています。
韓国の大学の一般的な特徴は、業界との連携が強いことです。
たとえば、第四位にランクインしたPOSTECHは、鉄鋼会社であるPOSCOが1986年に設立された大学です。
当大学キャンパスは、POSCO本社からわずか数分の距離に設けられています。
今回の大学ランキングリストの中で、研究論文の共同研究者として業界関係者が併記されている割合が一番多い大学となっています。
しかも、研究論文が、民間企業の研究文書の中で多く引用されていました。
今年が2回目です。
第一位に輝いたのは、韓国のKAIST (Korea Advanced Institute of Science and Technology)。
研究者が提出した特許数が、アジア太平洋地域の他の75校よりも多いこと。
外部の研究者による論文や特許内で引用された頻度が多かった点がトップにラランクされた要因です。
第二位も韓国の大学であるソウル国立大学。
この大学は、約68億ドル(研究費合計の約15%に相当)の資金を外部の業界から受けています。
韓国の大学の一般的な特徴は、業界との連携が強いことです。
たとえば、第四位にランクインしたPOSTECHは、鉄鋼会社であるPOSCOが1986年に設立された大学です。
当大学キャンパスは、POSCO本社からわずか数分の距離に設けられています。
今回の大学ランキングリストの中で、研究論文の共同研究者として業界関係者が併記されている割合が一番多い大学となっています。
しかも、研究論文が、民間企業の研究文書の中で多く引用されていました。
トップ5校のうち、4校が韓国の大学。
そして、22校が75校内に入っていました。
人口がわずか5100万人弱の国の規模からは、想像できない驚きの調査結果でした。
人口13.7億人の中国は、75校中25校(香港を含む)。
日本は19校。
オーストラリアは5校。
シンガポール、2校。
ニュージーランド、1校。
インド、1校。
世界第二の人口の多いインド。
ランクインしたのがわずか1校(71位)とは驚きです。
それには、理由があります。
IIT (The Indian Institutes of Technology)は、米国のIT業界の人なら誰でも知っているエリート校。
IITは、インド各地に23キャンパス(大学)が広がっています。
今回の調査では、IIT全体として評価した結果、1校だけがランクインされた訳です。
ワールドクラス級のIITデリーやIITボンベイをそれぞれ単独で評価したならば、上位にランクインされたはずです。
規模が小さく、しかも新しいキャンパス(IIT TirupatiやIIT Palakkad)とグループ化して評価された結果です。
そして、22校が75校内に入っていました。
人口がわずか5100万人弱の国の規模からは、想像できない驚きの調査結果でした。
人口13.7億人の中国は、75校中25校(香港を含む)。
日本は19校。
オーストラリアは5校。
シンガポール、2校。
ニュージーランド、1校。
インド、1校。
世界第二の人口の多いインド。
ランクインしたのがわずか1校(71位)とは驚きです。
それには、理由があります。
IIT (The Indian Institutes of Technology)は、米国のIT業界の人なら誰でも知っているエリート校。
IITは、インド各地に23キャンパス(大学)が広がっています。
今回の調査では、IIT全体として評価した結果、1校だけがランクインされた訳です。
ワールドクラス級のIITデリーやIITボンベイをそれぞれ単独で評価したならば、上位にランクインされたはずです。
規模が小さく、しかも新しいキャンパス(IIT TirupatiやIIT Palakkad)とグループ化して評価された結果です。
昨年ランクインした日本大学は、今年はリストから外れました。
中国や韓国の大学の勢いに押された感じです。
中国の大学の多くが順位を上げました。
そのいっぽう、日本の大学はランクを下げたところがあります。
岡山大学は14位下がって52位。
早稲田大学、18位下がって66位。
全体的に、トップの大学は、2016年と同じような順位を占めています。
トップ10大学は、今年もトップ10に入っていますし、上位20校中18校もトップ20位にランクインしています。
では、ランキングリストのトップ20校と75校リストにランクインした日本の大学の順位です。
中国や韓国の大学の勢いに押された感じです。
中国の大学の多くが順位を上げました。
そのいっぽう、日本の大学はランクを下げたところがあります。
岡山大学は14位下がって52位。
早稲田大学、18位下がって66位。
全体的に、トップの大学は、2016年と同じような順位を占めています。
トップ10大学は、今年もトップ10に入っていますし、上位20校中18校もトップ20位にランクインしています。
では、ランキングリストのトップ20校と75校リストにランクインした日本の大学の順位です。
1. KAIST (Korea Advanced Institute of Science and Technology) - South Korea
2. Seoul National University - South Korea
3. 東京大学 - Japan
4. Pohang University of Science & Technology (POSTECH) - South Korea
5. Sungkyunkwan University - South Korea
6. Tsinghua University - China
7. 東北大学 - Japan
8. 京都大学 - Japan
9. 大阪大学 - Japan
10. Hanyan University - South Korea
11. National University of Singapore - Singapore
12. 東京工業大学Tokyo Institute of Technology - Japan
13. Peking University - China
14. Yonsei University - South Korea
15. Korea University - South Korea
16. 慶應大学 - Japan
17. 九州大学 - Japan
18. Gwangju Institute of Science & Technology - South Korea
19. Zhejian University - China
20. Shanghai Jia Tong University
22. 北海道大学 - Japan
24. 名古屋大学 - Japan
29. 広島大学
30. University of Hong Kong - Hong Kona
32. University of Auckland - New Zealand
36. 東京医科歯科大学 (TMDU) - Japan
37. 熊本大学 - Japan
38. 筑波大学 - Japan
41. University of Queensland - Australia
44. 信州大学- Japan
46. University of Melbourne - Australia
47. 金沢大学
48. 千葉大学
50. University of New South Wales - Australia
52. 岡山大学
66. 早稲田大学
71. Indian Institutes of Technology System (IIT) - India
72. 神戸大学
少子化で、大学の運営危機が囁かれています。
このランキングに入っている大学は、そのような危機はないことでしょうが、
継続した評価されるべき努力があるからこその結果なのでしょうね。
[Reference: Reuters.com - 2017]