ヨーグルトは勿論、家庭で手作りするのが常識の世界でした。
シャンプーをはじめ日常に使う消耗品の数の乏しさには、驚きました。
選択肢が少ないので、商品を手にとってラベルをみたり比較する手間が省けたのです。
そして、その商品が気に入らないなんて贅沢を言ってる場合でもありません。
これを不便と思うかどうかは個人の解釈の仕方次第でしょう。
エアコンの入ったスーパーマーケットが近くにあり、商品が手に入る都市に住んでいるだけで満足でした。
ところが、今、アメリカでは、その全く逆の悩みに直面しています。
商品数が多すぎるのです。東京の街中のスーパーマーケットどころではありません。
土地が広いためかどうかはわかりませんが、シリアル、ドレッシング、商品分類ごとに
通路片面の棚の上から下まで、いろんなブランドがぎっしり並んでいます。
買い物にも時間がかかるようになりました。
悩んで選んだにもかかわらず、商品が気に入らなかったりしたら、
自分の選択を悔やみます。
もったいないからと思って捨てきれずに、
新品同様の気に入らないシャンプーが洗面台の下に何ヶ月も居座っています。
多すぎる選択肢に喜んでいいのかどうか疑問です。
将来の進路にしても同じかも知れません。
将来有望というだけで、好きでもない職業は選べませんし、選ぶ人もいないでしょう。
最終的には、自分自身のうちなる心の訴えに耳を傾けるしかありません。
自分の決断したことを後悔しないようにしたいです。
過去を振り返らずに、今日は、
例の使っていないシャンプーをきっぱりと捨てます!!!