アート自体が景気の影響に大きく左右される業界であることは承知のこと。
もう、かれこれ20年前になりますが、大学院で美術を専攻していたルームメイトがいました。
大学院は卒業したものの、なかなか収入につながらず、しばらくは、作品を作りながら、パートタイムの仕事をしていました。
その間、グラフィックデザインの勉強もしていたようです。
シアトルに住んでいた彼女から、マイクロソフト社にグラフィックデザイナーとして就職した、という喜びの連絡が入って初めて知りました。そして、10年ほど勤めた頃、目標額の貯金ができたタイミングで、きっぱりと会社を辞め、ウェブデザイナーとして自立し、アートの制作にも取り組んでいます。
最近、たまたま他のアーティストに出会う機会がありました。
彼女の意見もまったく同じで、これからの若者には、アーティストではなく、グラフィックデザイナーを勧めるとおっしゃていました。
もっとも、豊富な財源があり、ビジネスのセンスもある方でしたら話しは別ですけどね。