その火傷の治療に関する明るいニュースです。
現在の治療では、皮膚移植には、患者の健康な箇所の皮膚を使って、傷の箇所に移植します。
傷の範囲が広ければ広いほど、移植に必要となる皮膚の量も増えます。
つまり、患者にとっては、皮膚移植手術には、健康な皮膚を剥ぎ取るため、2重の苦痛を伴います。
場合によっては、必要となる健康な皮膚が足りないことさえあります。
その火傷治療3Dプリンターが、その問題点を解決しそうです。
体外で人口皮膚を作り出します。
医療業界で用いる産業用細胞、あるいは、患者本人の細胞を使って皮膚を作ります。
そうして作られたバイオ プリント皮膚を利用することにより、皮膚移植手術が不要となったり、最低限度に抑えたりすることができます。
つまり、患者への皮膚移植手術による傷を増やさなくていいわけです。
このバイオプリンター試作品(プロトタイプ)は、人口皮膚の生産にチャレンジしているだけではありません。
市場に出回る初のプリンターとなります。
スペインで25年間の研究を重ね、人口皮膚を火傷患者に移植し成功させました。
動物を使った臨床試験を行っており、FDAから承認されれば、人への臨床試験が始まります。
スペインのバイオプリンターは、2年以内に火傷治療に使われるようになりそうです。
もちろん、実現するには、今後も続く研究や研究結果、制覇しなければならない欧州の高いハードル等が待ち受けています。
治療技術の進歩だけにとどまらず、患者の(精神的)回復にも貢献する3-Dバイオプリンターの明るい未来に期待したいものです。
それでは、みなさんのもとにいいことがたくさん舞い込んで来ますように!
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トランス ディスカバリーズは、社会人、学生を問わず、学ぶ意欲のある人たちや、
学ぶチャンスに恵まれていない人たちが知識やスキルを身につけ、明るい未来を築いていくことを応援します。
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[References: mashable dot com, and vice dot com]