しかし、考えてみると、立ち上げた会社を三代目が引き継ぐまで経営が続いていること自体が凄いことです。
一世代(generation)が、約30年とされていますから、三代では創業100年近くですから老舗。
たとえば、マイクロソフト社の創立は1975年。
ベンチャー起業と言われ、ゲーツ氏の服装などを非難する年齢層の人たちがいました。
瞬く間に世界の大企業へと成長。
そして、創立者たちはリタイヤし、時代とともにテクノロジーが日常生活の中に、すっかり染み込んできました。
ビジネスも当初とは変わって当然です。
三世代目の時代になった時、どのような企業として存続しているのか興味深いところです。
最近、ある記事を読んで、ここ、アメリカの移民たちと会社をつぶすといわれている三代目社長のことを重ねて考えてしまいました。
一代目は、苦労した人たちが大半です。
過酷な労働条件だったり、自国にいたときよりもランクを落とした職業に就いた話しは珍しくありません。
たとえば、大学時代の教授(ドイツ系)は、父親が移民一代目。
ドイツでは会社を経営していらっしゃったそうですが、アメリカでは肉屋さんで雇用される立場。
日系人や中国系の一代目の多くは、農家や洗濯屋さん。
親が一生懸命に身を粉にして働きながら、子供たちにはより良い職業に就けるように努力しました。
そして、親の苦労している姿を見て育った二世。
ハングリー精神もあり、親の期待にしっかりと応え、この世代で多くの成功者が出てきました。
では、三世代目はどうなのでしょうか。
医者、弁護士、エンジニア、会計士など、高収入のホワイトカラーが大勢います。
ハイテク系にアジア系の人たちが多いのがアメリカ。
そのためか、アジア人と見れば、誰でも理数系に強いという印象を持たれるのが現実。
その一方、悪事への道に入って行った人たちも残念ながらいます。
それが、最近、目に止まった記事。
33人の郵便配達人が、郵便物窃盗、着服、クレジットカード詐欺の罪で告発されました。
そのなかの数名だけフルネームで名前が公表されていました。
うち1名が日系人。
なんと、彼女は、自宅に48,000個もの郵便物を隠し込んでいました。
人種や世代に関係なく、経営手腕や生き方の選択肢は、個々人によるものと実感するニュースでした。
間違った道への選択はしたくないものですね。
それでは、みなさんのもとにいいことがたくさん舞い込んで来ますように!
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トランス ディスカバリーズは、社会人、学生を問わず、学ぶ意欲のある人たちや、
学ぶチャンスに恵まれていない人たちが知識やスキルを身につけ、明るい未来を築いていくことを応援します。
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