環境が変わらなければ気づかなかった、決して好ましいとは言えない
身についてしまった習癖がありました。
遡れば、それは、初めて日本国内の米国系企業で仕事を始めた頃がきっかけ。
こちらに顔を向けずに挨拶が返されてきたらラッキーと思える環境。
生まれて初めて経験した、まったく無視か、アイコンタクトをとらない挨拶です。
シ〜ンと、静まり返ったオフィスの中から聞こえてくるものは、
キーボードをスピーディーに勢いよく叩き続ける音だけ。
みんなパソコンのスクリーンに釘付け、時には、パソコンに向かって話しかけている人。
すぐに私もそのなかの一人と化しました。
不思議なもので、まったく違和感がなくなりました。
私がたまたま稀有な環境にいただけかも知れませんが、
朱に交わって、しっかりと朱以上に真っ赤っか。
それ以来、ずっと引きずってきた、意識することもなかった習性。
その状態で、米国へ戻ってきました。
な、な、なんと勝手が全然違うではありませんか。
そして、気づかされたコミュニケーションの基本の基本。
1)笑顔、
2)アイコンタクト、
3)同僚(仲間)には、批判よりも感謝の気持ちを示すこと、
4)挨拶には必ず名前をつけること。Good morning, John. Thank you, Mary.
「鈴木さん、おはようございます」、「田中さん、どうもありがとうございます」のように。
小学生のときに、こういうことを教わったような記憶が頭の片隅に見え隠れしています。
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