デジタル化したアメリカ社会。
小学校の入学前には、すでにタブレットを自由自在に使える子供たち。
家族の揃う食事の席でも、デジタル社会にハマって、
まるで、目の前にいる家族や友達とは別世界に飛んでいるような感じ。
子供の場合は、問題視され、ニュースでもとりあげられます。
ところが、現実は、子供だけの問題ではありません。
ある週末の日に、ブランチに出かけたときのこと。
(気分は最高でしたが、食事を狙って鳥がたくさん寄って来たので、ちょっと大変でした。)
ほぼ満席状態。
人気店といわれるだけあって、次から次へとタイミングよくテーブルが回っていました。
そこへ、若い夫婦と3歳ぐらいの子供ひとりの家族連れが斜め向かいのテーブルにやってきました。
一人っ子と思われるその子は、ひとり遊びに慣れているようで、
楽しそうにテラスを歩き回って遊んでいます。
食事が揃うと、親に声をかけられ、行儀よくテーブルについて食事を始めました。
ところが、その子の両親は、食事中でもスマートフォーンから目を離しません。
見事に。完全に。
家族が揃っているのに、会話はゼロ。
相方とその光景に苦笑い。
東京神田の暮らしですっかりジャパナイズされた相方。
掃除機で蕎麦を吸い込むような速さでさっさとブランチを終えると、
早速スマートフォーンを取り出し、
フェースブックで日本の友人たちの世界へ。
(あの〜、目の前に私がいるのですけど!)
デジタルの世界には、消費者をうまい具合に誘導する
あの手この手が駆使されています。
意識しないと時間はあっという間に経過。
ときには、「あれっ、何を検索しようとしていた?」ということも。
そして、何も達成できずに、気づくと数時間も費やしていたり・・・。
私も人のことばかり言っている場合ではない。
自分自身の1日の行動を数値化しなければ。