日本のドラッグストアーの店頭にもチラホラ見かけるようになったのは、
そう遠い昔のことではありません。
歯磨きや洗顔同様に毎朝忘れてはならないものです。
それは、舌の手入れ。
日本語では「舌磨き」などと呼ばれているようですが
英語で言う、tongue scraper(タン スクレーパー)です。
実際は、「磨く」というよりも「こすり落とし」作業です。
理由は簡単です。
眠っている間に口内では雑菌などが活動しています。
それを取り除かずに、わざわざ体内に流し込む理由はありません。
起床したら、まずは、タンスクレーパーを使って舌の上に白く生えた雑菌を取り除きましょう。
わざわざ薬局やネットで探し求めなくていいです。
どこの家庭にもあるステンレスの大さじスプーンで代用できます。
代用というよりも、インドのアーユルヴェーダでは、ステンレスの大さじスプーンを勧めています。
できたら先の丸い、あまり深みがないご自分の口のサイズに合ったスプーンを選んでください。
日本にいた頃、まだ日本では普及していませんでしたし、
アーユルヴェーダの教えに従って、大さじスプーンを使っていました。
もちろん、食事用スプーンと分けるため、歯ブラシと一緒に洗面所に保管していました。
それに気づいた、夫は、私のことを気の毒に思ったのか、
アメリカからわざわざ自分が愛用しているものと同じものを買ってきてくれました。
ところが、アメリカ人サイズ。
デカすぎて口に入らない。
そういうことで、数年前までスプーンを愛用していました。
今は、歯医者さんから頂いたGum社製のものを使っています。
なお、歯ブラシで代用すると、逆に舌の細胞内に入り込む可能性があるので、
インドのアーユルヴェーダでは歯ブラシでの舌の手入れは推奨されていません。
舌の手入れ。
簡単にできる予防医学のひとつでしょう。
信じられないほど、取れますよ。