スーパー間の競争で、ホールフーズの営業成績が芳しくないのは知っていましたし、消費者としてもその点はニュースで報道されなくても肌で感じ取れました。
しかし、(個人的には)アマゾンによる買収は、想像もしていませんでした。
企業間の買収と言えば、IT系ばかりと思っていたら、アメリカではいろいろな業界で常識的に、吸収買収が繰り広げられています。
金融機関は当然のことながら病院にも広がっています。
買収された直後には変化は見られませんが、日にちの経過とともに買収されたほうには、影響が徐々に忍び寄ってくるのが一般的。
ニュースを聞いた数日後、興味津々でホールフーズに買い物に出かけ、店員さんと話しをしてきました。
しかし、ホールフーズに変化は確実に来ます。
(自信満々で言い放っていますが、もしも、読みが間違っていたら、将来、笑ってやってください。)
その理由は、今年の初め頃、アマゾンがシアトルにAmazon Goというスーパーをオープンしたことに重なります。
まずは、社員を対象にテスト開始し、その後、一般消費者向けにオープンしました。
まず、スマホにアマゾン ゴーのアプリをダウンロードしていることが入店時の条件です。
入店時に、買い物客は、各自に与えられたQRコードをゲートでスキャンします。
駅の改札やオフィスビールに入る時のセキュリティーゲートを通過するような感じです。
支払いは、アマゾンに登録しているクレジットカードから精算され、レシートはスマホに送られて来ます。
つまり、こういう便利なベースが整っているのですから、ホールフーズに触手を伸ばしたのは、目の付け処が流石としか言えません。
安売り商戦を展開しているようなスーパーでは、まだ手を出せないようなシステムですし、客層もAmazon Goの対象客とは違いすぎます。
ホールフーズは、そういう安売り合戦を展開中のスーパー業界で苦戦を強いられている最中です。
そして、客層も一般的なスーパーよりも健康志向が高く、値段よりも、レジに並ぶ時間が勿体無いと思う人たちも多いはずです。
Amazon Goのようなスーパーをゼロから立ち上げていくよりも、既存のホールフーズを活かすのは得策でしょう。
ホールフーズがAmazon Goのようなスーパーに変化していくのか楽しみにしています。
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トランス ディスカバリーズは、社会人、学生を問わず、学ぶ意欲のある人たちや、
学ぶチャンスに恵まれていない人たちが知識やスキルを身につけ、明るい未来を築いていくことを応援します。
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[Reference: Business Insider]