ここ、アメリカにも回転寿司屋さんがあります。
寿司職人たちは、アジア人(コリアンやチャイニーズの人たち)が大半ですが、たまに、メキシコ系の人たちも混じっています。
さほど、寿司愛好家でもない家族の腰は重いのですが、回転寿司は純然たる寿司屋さんとは違い、結構楽しんでいます。
もっとも、目的は、寿司以外のものばかり。
日本の回転寿司屋的に言えば、サイドメニュー。
ネタ自体が非常に限定されますし、海苔の食感に抵抗を感じる人たち、ベジタリアンなどと食文化の異なる人たちが集まった国ですから、集客するにはファミリーレストラン的にバリエーションを付加しなければなりません。
味噌汁には、もちろん、(中華料理のように)散り蓮華が添えられています。
(余談:器から汁物を直接、口で食する食文化を有する国は、世界の中でも日本は珍しい国です。)
回転寿司のいい点は、一人でも気軽に行けるところです。
カップル社会のアメリカですから、レストランでの外食となれば、一人では敷居が高いものです。
行く度に、必ずと言っていいほど、一人で食事に来ている人たちがいます。
そういう人たちは、みんな、何らかの形で日本と縁のある人たちばかりで、隣同士になった人たちと日本の話しに花が咲くこともあります。
まるで、日本の屋台で、隣に座った見知らぬ人たちと話しをするような感じです。
和食を食べること自体が健康的だと勘違いしているアメリカ人の中には、寿司一人前を前菜のごとく平らげて、それから、メインディッシュを注文する人たちを(回転寿司ではない)寿司屋さんで何度も見かけました。
そういう人たちの体型は、ご想像にお任せします。
ヘルシーな食事をしようと張り切って出かけて来たのでしょうが、「食」に対する考え方が根本的に間違っているとしか思えません。
和食の人気が高まったアメリカですが、回転寿司は、まだ、知名度が低いせいか、客層は、日本つうの人たちが主流のように感じます。
アメリカでもこれから回転寿司は、ますます進化していくことでしょうし、認知度も広まっていくことでしょう。
しかし、今のように、知る人のみ知る隠れ家的な存在であり続けて欲しいと思うところが本音です。
サラダをお箸で食べる便利さを一旦知れば、もう二度とフォークでは食べられない、と、いう人たちが集まってきているように。
ところで、回転寿司屋を英語で言うと、Carousel Sushi、Revolving Sushi Bar、Conveyor Belt Sushi、などです。
carousel(キャラセール)は、空港で手荷物を受け取る時に回ってくるコンベヤーにも用いる表現です。
それでは、みなさんのもとにいいことがたくさん舞い込んで来ますように!
*********************************************
トランス ディスカバリーズは、社会人、学生を問わず、学ぶ意欲のある人たちや、
学ぶチャンスに恵まれていない人たちが知識やスキルを身につけ、明るい未来を築いていくことを応援します。
**************** (合笑)***************