卒業のシーズン。
そして、新しいことのはじまりの季節。
学校選び、就職先の決定、結婚など、人生には意思決定をするための選択がつきものです。
人生を左右するような大きなものでなくても、毎日の生活の中で欠かせません。
私たちが生きていく上では、数知れない意思決定を行なっていきます。
地図も道しるべも無いような岐路から選択しなければならないときもあります。
もしかしたら、地図や道しるべに気づいていないだけなのかも知れません。
ビジネスの世界では、意思決定には往々にして利益を最大化することが意思決定の根本にあると言えます。
数値化すると先が見えやすくなりますが、現実には、他にも予期しなかった出来事が待ち伏せていることが多々ありますし、数値化するだけがすべてではありません。
心のうちからの声(本能的)も無視できません。
この場合は、数値化して比較しやすい例です。
消去法で絞り込んでいけます。
- ビザや永住権
- 治安
- 生活費
- 公共交通機関
- 就労できる年齢の場合は、雇用や起業環境
- 保守的、あるいはリベラルな人が多い地域なのか、等。
ところが、これが結婚やパートナー選びとなれば別問題です。
結婚でも多少は数値化できる要素(私見)があります。
- 年収
- 健康状態
- 誠実な性格
しかし、年収も健康状態のどちらも保障されたものではありません。
つまり、自分の心の反応に従うのが最大要件とされる意思決定の例。
実は、2月に、まるで、神様の悪戯のような再会をしました。
23年ぶりに元カレにバッタリと遭遇したのです!
しかも、その人(アメリカ人)は、今、海外で仕事をしているはずだから、アメリカにいるはずがない。
そして、元カレにとっては、日本に帰った私がアメリカの当地に住んでいるはずがない!の驚きの遭遇。
携帯番号を交換し、数日後に、カフェでお茶デートをして、お互いの近況報告をしました。
若かった頃のようにウキウキした甘い思いを復元できた幸せな再会のひと時。
元カレの今の成功ぶりを見て、「なぜ、この人を選ばなかったのか」と考えました。
喧嘩別れをしたわけでもなく、遠距離から音信不通となった間柄。
遠距離だったというのは言い訳に過ぎず、心の奥底に何か引っ掛かるものがあったことをうっすらと思い出しました。
そして、一番の決め手は、タイミング。
大学を卒業したばかりの私は、これから社会に出てバリバリ頑張って生きていくぞー、と、張り切っていました。
年月が経ち、結婚を意識した頃には、元カレとは完全な音信不通で、私のそばには今の夫となる人がいました。
もしも、今、元カレがホームレスだったら、今回のように心が乱されたのでしょうか。
私が今回、心を乱されたのは、元カレに負けたと感じる自分の立ち位置のような気がします。
まるで、競い合っているようなカップル。
そういう二人が結婚したら、きっと上手く続いていなかったことでしょう。
23年ぶりの再会は、神様から「本気で頑張れ!」とカツを入れられようなプレゼントのように思えます。
ウキウキしてお茶デートに出かける私は、職場のおじさんに「as fresh as new(新しいボーイフレンドのように新鮮だねぇ)」と冷やかされました。
歳を重ねたこのおじさんも、きっと、同じような経験があるのでしょう。
自分の人生を少し振り返って見ると、結構いい経験をしているなぁ。
心の栄養として、しっかりと甘い思いを残しておきたいものです。
そして、自分の人生の選択にもすべて意味があり、通らなければならない道のりなのでしょう。
後悔しないような選択をしたいものですね。
それでは、みなさんのもとにいいことがたくさん舞い込んで来ますように!
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トランス ディスカバリーズは、社会人、学生を問わず、学ぶ意欲のある人たちや、
学ぶチャンスに恵まれていない人たちが知識やスキルを身につけ、明るい未来を築いていくことを応援します。
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