私にとっては、初耳の新しい表現。
でも、その言葉を初めて聞いたときは、正直、かなりネガティブな印象でショックを受けました。
その言葉を知ったのは、九州に大雨が降った際、知り合いに安否を問うメールを送ったとき。
彼女はお陰様で無事。
その返信メールに書かれていたふた文字。
終わりの活動???
何の終わり?
人生の終わり?!
メールを読み進めるうちに、それが、人生の終わりの活動と判断しました。
人生の終わりとは、ちょっと早すぎるのでは・・・、と思うのと同時に、頭の中が真っ白に。
遅かれ早かれ、子供の有無に関わらず、誰でも直面することでしょうが・・・。
では、陽気そうに見えるアメリカ人たちは、終活をするのでしょうか。
はい、彼らもしっかりと終活します。
ただし、「人生終わり」的フェーズの印象はありません。
実は、私も終活らしきものをしました。
「終活」は、英語で「ダウン サイジング」と呼ばれるものに相当するでしょう。
そう、とても明確です。
サイズをダウンする。
つまり、サイズを小さくすることです。
過去5年の間、我が家への訪問客は家族の一部と親友だけ。
スペースが広ければ、光熱費も無駄。
日本のエアコンのように一部屋だけを冷やしたり温めたりすることはできません。
家中の隅々まで一様に冷暖房が稼働するわけです。
この上ない無駄。
勿体無いのひとこと!
特に、アメリカでは、子育てを終え、子供達が独立した家庭では、大きな家は必要ありません。
家族全員が集まるのは、多くて年に一度か二度。
(家族が近所に住んでいる場合は、別ですが。)
しかも、仕事の関係や伴侶の家族との付き合いもあり、誰かが欠けているのが常。
クリスマスは、夫の家族、サンクスギビング(感謝祭)は、妻の家族、というように2家族との付き合いに分ける家庭は、珍しくありません。
アメリカ人にも節約志向が高まっていますので、人生のフェーズに応じてダウンサイズしていくのは、理に叶っています。
別に人生の終わりに限らなくてもいいのです。
そうそう、義母が今年の春、ダウンサイズしました。
夫と義兄が交代で実家に戻って合計1ヶ月掛かりました。
二人ともクタクタになったようです。
85歳。
モノが溢れていました。
家に対する思い入れや、たまに帰郷してくる子供のことを考えて最後の最後まで頑張ったのでしょう。
ダウンサイズした途端、家のメンテからも解放され、晴れ晴れした様子の義母。
もしかすると、もっと早くにダウンサイズしたかったのかも知れません。
子供たちのことを考えて、頑張れるギリギリまで頑張ったのでしょう。
私自身、ミニマリストと思っていたのですが、このわずか5年で、気づかない間に、あれこれとモノが増えていました。
買ったときは、気に入って買ったのでしょうが・・・。
後になってみたら、「何でこんなものを買った?」と、無駄遣いにしか思えない。
まだまだ、ダウンサイジング進行中。
「終活」なんて呼ばせませんよ。
そして、モノを増やすときは、もっと慎重になりたい。
片付けが大変すぎる。
目指すは、快適に暮らせるタイニーハウスのレベル!
Simple is the best!!!
それでは、みなさんのもとにいいことがたくさん舞い込んで来ますように!
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学ぶチャンスに恵まれていない人たちが知識やスキルを身につけ、明るい未来を築いていくことを応援します。
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