アメリカで成功することを夢見て移住してきた人たちが大勢いる移民大国。
最近のアメリカ大統領の発言や行動を見ていると、それは、もう過去のことなのか、と思えます。
今、一番の危機に立たされているのは、ドリーマーと呼ばれるメキシコから移住して来た人たち。
合法的な居住許可や労働許可を持たずにアメリカで親に連れられて来て生活しているその子供たち。
その子供たちは、アメリカで学校に通い、オバマ政権化では就職もできるように守られて来ました。
ところが、政権が変わった途端に、今後の立場がどうなるか不安な状態。
学校を卒業しても、仕事ができず、行き場がなくなるのでしょうか。
それどころか、卒業前にメキシコに強制帰国させられる可能性があります。
それは、メキシコ第二の都市、Guadalajara(グアダラハラ)。
テキーラやマリアッチミュージックで有名なところです。
そこへ、アメリカのシリコンバレーからハイテク企業が続々と進出しています。
アメリカ(サンフランシスコやニューヨークなどの都市)からの直行便が飛んでいるアクセスに便利な都市。
時差もカリフォルニア州とわずか2時間違い。
アマゾンやフェイスブックも進出しています。
アメリカで教育を受けているメキシコ系のドリーマーに限らず、世界各地から優秀な人材をリクルートしています。
アメリカで就職する場合、ビザの手続きが非常に面倒だったりします。
いいえ、それ以前の、仕事のオッファーを手にするまでに時間もかかります。
ところが、グアダラハラのスタートアップ企業に就職している人たちの中には、大学を卒業したのが
わずか1ヶ月前という超スピード感があります。
メキシコのハイテクシティーとして注目されるグアダラハラ。
仕事の後は、仲間たちとテキーラを飲んだり、マリアッチバンドの音楽を楽しんだり、想像するだけでアメリカで仕事をするよりも楽しそう!
私の周囲にいるメキシコ系の人たちも大半の人たちが、にこやかに人生を楽しんでいるような雰囲気です。その陰には、いつメキシコに送還されるかわからない不安な日々を過ごしている人もいるのでしょうが・・・。
メキシコのハイテク企業で仕事をしながら、スペイン語もマスターできそう。
そうそう、日本人でメキシコに1年滞在した人たちのほとんどが、日本に帰国するときには、スペイン語ペラペラになっていました。
アメリカに1年住んでも、英語がペラペラにならない人たちが多い現実とは、少々違うようです。
きっと、彼らには、海外からの人たちとコミュニケーションを図ろうとする意識が強いのかも。
飛行機を降りた途端に、英語を流暢に話すことを期待するアメリカが冷たすぎるのでしょうか。
まあ、どこの国も実際に住んで見なければわかりませんが、グアダラハラはちょっと魅力的ですね。
それでは、みなさんのもとに、いいことがたくさん舞い込んで来ますように!
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トランス ディスカバリーズは、社会人、学生を問わず、学ぶ意欲のある人たちや、
学ぶチャンスに恵まれていない人たちが知識やスキルを身につけ、明るい未来を築いていくことを応援します。
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[References: Reuters, and wikipedia]