ここ、アメリカでも似たようなものです。
預ければコストが高い。
だったら専業主婦に収まっているほうがいい。
しかし、若い世代で社会人になって間もないカップルやシングルマザーにとっては、そんな贅沢な選択肢はありません。
今日は、そういう人たちが、どのような勤務時間の仕事を選んでいるかについてです。
これは、医療機関に勤めているカップルに多い勤務の例です。
ご主人が、9:00から18:00勤務の場合、奥さんは、18:30以降から深夜勤務。
この場合、奥さんは、小売業界に勤務する場合が多くみられます。
そして、早朝勤務もあります。
4:30から12:30。
そもそも、アメリカは総じて朝型社会で、午前7時からの勤務は珍しくありません。
それよりも少し早い勤務になりますが、1日の後半は自分の自由にできる勤務体制です。
自宅での電話のパソコンを使ったカスタマーサービス。
IT系の知識が求められますが、各社2週間程度のトレーニングを行ってくれます。
大切な条件は、子供の泣き声や邪魔が入らないように、鍵を内側かけられるオフィスとして使える部屋があるか否かです。
こういう勤務体制の選択肢があるのは、車社会というのが大きく影響しますが、最近は、オンラインショップやハイテク化が加わっています。
勤務体制の選択肢が多いのが、一概にいいことばかりとは言い切れませんし、組織が上手い具合にコストを削減していると感じることもあります。
しかし、各社ともコスト削減で必死になっていますし、正社員の雇用が今後さらに減少してくると予測されている社会では、これからも柔軟な勤務体制が続いていく気配です。
そして、仕事を2つ、3つと掛け持ちしている人が珍しくないアメリカの現状です。
「フレキシブルな勤務時間」と、聞こえはいいのですが、裏にはいろいろな事情が絡んでいます。
運良く正社員のマネジメントのポジションについている人たちのストレスレベルも最高潮に達しているようです。
それでは、みなさんのもとにいいことがたくさん舞い込んで来ますように!