アメリカでも男女の賃金格差が話題になりますが、女性活躍社会や一億総活躍をうたっている日本の実情は、どのようになっているのでしょうか。
ランキングの上位を占めているのは、想像できるところですが、北欧諸国です。
男女比が同じであれば、「1」です。つまり、平等。
上位5カ国ですら8割(0.8)のレベルです。
- アイスランド:0.874
- フィンランド:0.845
- ノルウェイ:0.842
- スウェーデン:0.815
- ルワンダ:0.8
- アイルランド:0.797
- フィリピン:0.786
- スロベニア:0.786
- ニュージーランド:0.781
- ニカラグア:0.78
- スイス:0.776
13. ドイツ:0.766
17. フランス:0.755
19. デンマーク:0.754
20. イギリス:0.752
21. モザンビーク:0.75
29. スペイン:0.738
35. カナダ:0.731
42. ジャマイカ:0.724
45. アメリカ合衆国:0.722
46. オーストラリア:0.721
47. パナマ:0.721
50. イタリア:0.719
55. シンガポール:0.712
65. ベトナム:0.7
71. タイ:0.699
87. インド:0.683
110. ネパール:0.661
111. 日本:0.66
116. 韓国:0.649
144. イエメン:0.516
64カ国が、70%から80%の割合になっています。
さらに、60%から70%の賃金格差の範囲に入っているのは、65位から134位の国々。
日本もこの範囲に入っています。
男女の賃金格差において、日本は、144カ国中、先進国の中で最下位の111位です。
アメリカの45位(0.722)には驚きませんでしたが、意外に思ったのが87位のインド。
まあ、多様性に富んだ国ですが、たとえば、IT業界。
女性の管理職が半分近くいました。
社内のポジションによって、収入レベルは男女差なく一律に定められていました。
教育レベルや高い技術が求められる分野では、格差が比較的小さくなる傾向があるようです。
シンガポールもインドのように、男女の賃金格差が広がっているようですが、プロフェッショナルな職業や技術系の分野において男女差が小さくなっているので、順位を押し上げているようです。
日本の場合は、その逆で、プロフェッショナルや技術系の職業の男女賃金差が大きいようで、それがランキングを下げています。
高い知識が求められる分野で、なぜ、日本の男女賃金格差が大きいのでしょうかねえ。
女性が外資企業に流れるのは、その傾向が少なくなるからでしょうか。
いいえ、私の場合は、残念ながら拾ってくれる日本企業がなかっただけの理由です。
ある程度の年齢になると、女性を受け入れてくれない日本企業が多いのは、今も同じでしょうか???
最後に余計な一言。
「いつまでもあると思うな親と金と会社(雇い主)。」
雇い主に左右されずに、どこに行っても通用するような人になりたいものです。
それでは、みなさんのもとにいいことがたくさん舞い込んで来ますように!
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トランス ディスカバリーズは、社会人、学生を問わず、学ぶ意欲のある人たちや、
学ぶチャンスに恵まれていない人たちが知識やスキルを身につけ、明るい未来を築いていくことを応援します。
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[Reference: 世界経済フォーラム - Global Gender Gap Index 2016]