特に、貧困層から中産階級になった層。
その数は、なんとアメリカの総人口の2倍と言うではありませんか。
そこで考えてみたのが、なぜ、アメリカ人はグローバル化の好影響を受けられずに、仕事を低賃金の海外に奪われたと思う被害者意識が強いのか。
理由はいろいろな要素が考えられますが、その中でも、学校を卒業して企業に雇用される考えが主流であったことが、一因であると言えます。
それなりにきちんと教育も受け、働くだけではなく消費も負けずとしっかりする人たち。
その一方、移民系。
例えば、今も数多くいる中国系の移民一世の人たち。
中華料理店やドライクリーニング店を経営している方たちがたくさんおられます。
特に、中華料理店は、クリスマスやサンクスギビングデーも休まずに営業している働き者です。
一般的に移民一世の人たちは、高学歴であっても教育を海外で受けているため、アメリカで認められないケースが多々あります。
その上、大なり小なり言葉のハンディーもあります。
その状況で、英語がネイティブの人たちと土俵を同じくしたホワイトカラーの職業で戦っていくことは大変です。
まず、扉が開かれないことでしょう。
ならば、自分たちで収入を得る方法を見い出さなければなりません。
受け入れてくれる企業がないのですから消去法で、従業員になる選択肢は消えます。
昔は、日系一世の人たちも、農場を経営したり、クリーニング屋さんになったりと、自営の道を選ました。
そして、その子供達には、専門的知識を要する高度な職業に就くために、しっかりと教育を受けました。
グローバル化の恩恵を受けている新興国の地方在住の人たちと、先進国で被害者意識の強い層の違いに、ダイバーシティーに富んだアメリカの人口構成が重なって見えます。
アメリカの中でも、グローバル化を嘆いている人がいるいっぽう、しっかりと恩恵を受けているグループもいます。
これからの時代も教育は非常に重要です。
しかし、役にたつ、使える教育でなければなりません。
いや、受けた教育をどう派生させていくかが鍵になることでしょう。
いつの時代も変わり続けている環境にどのように方向を転換していくかは、もっと大切なキーであるかも知れません。
被害者意識の強いグループと、時代を率先しているグループを見ていて、そう感じます。
それでは、みなさんのもとにいいことがたくさん舞い込んで来ますように!
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トランス ディスカバリーズは、社会人、学生を問わず、学ぶ意欲のある人たちや、
学ぶチャンスに恵まれていない人たちが知識やスキルを身につけ、明るい未来を築いていくことを応援します。
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