日本語で言う、心肺蘇生法。
そのときに、Good Samaritan Law(善きサマリア人の法)で守られている、と聞いて安心したことを昨日のことのように覚えています。
例えば、路上で見知らぬ人を助けようとしたにも関わらず、その人が命を落とした場合、
人助けをした人は守られている、ということ。
ところが、現実は、訴訟する人たちがいます。
話しには、聞いたことがありましたが、実際に訴えられた人に出会いました。
先日、家族の付き合いで連れて行かれたパーティで、元ニューヨーク市の警察だった人に会いました。
もちろん、現役時代のことが知りたく、いろいろと話題が盛り上がりました。
驚くことに、現役時代には、銃を発射したことは一度もないとのこと。
ところが、現役を退き、一般市民になってから拳銃を使ったそうです。
第二の人生の出発に、コンビニエンス ストアの経営を始めたのをきっかけに、
銃を保持するようになったそうです。
そして、さらに驚いたのは、善きサマリア人の法です。
現役時代の職業柄、無意識のうちに人助けをする習慣が身についている人です。
ある日、路上で倒れている人を助けようとしました。
CPRを施したにも関わらず、残念ながら、後に、その人は命を落としてしまったそうです。
ところが、その人の家族は、訴訟へと進めました。
最終的には、善きサマリア人の法で守られ当然無罪でしたが、
裁判へ費やす時間や心的苦痛は大変だったそうです。
それ以来、彼は、bystander(傍観者)の立場をとるようにしたそうです。
善良な市民が、またひとり減ったように思えて残念です。
幸い、私は未だ、CPRを実際に使う状況に遭遇したことがありません。
次回、ライセンスの有効期限がきたら、切り替えるのは止めよう。
法律で守られているとは言っても、万が一の裁判所への出廷、心痛を想像するだけでうんざりです。
あっ、そうそう、DNR (Do Not Resuscitate) の人に、CPRを実施したら大問題になりますよ。
それでは、みなさんのもとにいいことがたくさん舞い込んで来ますように!
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