
「次に車を買い替えるときは自動運転車かなぁ」と、
家庭で話しをしていたら、
「いや、まだ時期尚早。そんなにすぐには普及しないはず」と、軽く流されました。
シニア(高齢者)でも自由に外出できるようになるし、
ましてや、飲酒運転による被害者が減少します。
待ち遠しい存在です。
それを待ってはいられないとばかりに、
シニア市場を対象に動きを見せたのが、Uberです。
同社のパイロットプログラムには、アリゾナ州では、フェニックス市とツーソン市が選ばれました。
シニアコミュニティーと連携して試験的なプログラムを開始します。
同社によると、米国内には2600万人の高齢者が、外出時には、運転手や車を手配しなければ
動きがとれない状況だそうです。
車社会のアメリカです。
高齢者も行動範囲を制限されることなく、自由に外出したいものです。
そのニーズに応えていくには、費用も抑える必要があります。
そこで、ひと役買ってでたのがUber。
シニア業界に詳しい夫によると、自動運転車が出回っても
高齢者には助けが必要。
高齢者だけでGoogle自動運転車に乗るとは考えられないそうです。
しかし、「Come home」みたいなコマンドコードを組み込んでいたら、
万が一、認知症の高齢者が一人で車で外出しても、
家族が遠隔で自宅に戻れるよう指示できるので、
さぞかし便利なことでしょう。
「あっ、おじいちゃんと車がないよ。Come home機能で行き先を上書きしよう。」
すると、車が自宅に無事に連れ戻してくれるはずです。
しかも車内にはカメラが搭載されており、
自宅のシステムから車内の様子を確認できるようにしておきます。
シルバーアラート(行方不明警報、特に認知症などを患っている高齢者の行方不明)が
スマートフォーンやニュースで通知されるたびに、車を運転する人はみんなドキっとします。
「Come home」コマンドコード機能搭載付きの自動運転車があればと、
待ち遠しく思っている人は多いことでしょう。
いずれにせよ、Uberのパイロット プログラムが成功することを祈っています。