ところが、後払いできる学校があります。
卒業後に、就職してから、初年度の給料の約22.5%を9ヶ月間に渡って支払います。
就職が決まるまで、返済義務は発生しません。
それどころか、就職活動に奨励金さえあります。
学校側は、学生が就職できる自信のあるプログラムを持っているのです。
学校を卒業したものの、思うような仕事が決まらなくても返済しなければならない学生ローンとは、かなり異なります。
ただし、この後払い制度は、卒業後にプログラマーになる人を対象にしています。
ですので、もしも、プログラマーになることを計画していない人は、授業料は、前払いになります。
その場合、授業料は、$16,810−(2016年現在)です。
入学時には、デポジット(入学金)として$3000が求められますが、このデポジットは、返金されます。
アメリカのコンピューターの産みの親の一人、コンピューターのクイーンとも言われる女性です。
この方の名前に由来した学校、グレースホッパーアカデミーが、卒業後に就職してからの授業料支払いができるユニークな学校です。
女性を対象としたアカデミーで、場所はニューヨーク。
前払いしなければならない授業料がバリヤとなって、進学を諦める人たちに、広く門戸を広げ、将来、プログラマーになって活躍したい女性を応援する学校です。
まだまだ、女性の数が少ないコンピューター業界。
潜在性のある優秀な女性を掘り起こし、業界で活躍していく女性を増やしていくことが目標です。
17週間のカリキュラムが組まれていますが、最初の4週間は、遠隔地で学べます。
この4週間は、週に25時間(パートタイム)の学習時間で計算されています。
毎週、アサインメント(課題/宿題)も与えられ、この期間は、アルゴリズムなど基礎的な知識を始め、JavaScriptをしっかり理解できるように学ぶことが期待されています。
キャンパス(ニューヨーク)での13週間(フルタイム)を始める前に、しっかりと基礎的な知識を身につけ、キャンパスでの初日からの講義にチャレンジできるようにしておきます。
17週間で、約25種類の技術を身につけます。
願書を提出したら、プログラミングの課題が与えられます。
つまり、ある程度のプログラミングの知識がある人たちを対象にしている学校です。
ところで、後払い授業料の返済割合から、初年度の給料を計算したら、年収$67240−が見込まれているようです。
ニーズが高いスキルを身につけ、CTO (Chief Technology Office) としての知識も身につけるので、初年度に期待される年収レベルとして無茶な話しではなさそうです。
これからは、こういうタイプの学校が増えてくるかも知れませんね。
いい時代になりそうです。
それでは、みなさんのもとにいいことがたくさん舞い込んで来ますように!
[Sources: Wikipedia, and Grace Hopper Academy]
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トランス ディスカバリーズは、社会人、学生を問わず、学ぶ意欲のある人たちや、
学ぶチャンスに恵まれていない人たちが知識やスキルを身につけ、明るい未来を築いていくことを応援します。
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