一人は、即座に「アムステルダム」と答えました。
この人は、若い頃に、サウジアラビアやドイツで仕事をしていて、欧州にかなり精通した人。
他の一人(この人も欧州で仕事をした経験者)は、「う〜ん、難しい質問だね。僕は、二箇所に住みたいね。一箇所は、今住んでいるロサンジェルス。ロスは刺激があり、アーティストにとって、とてもいい環境だからね。そして、あと一箇所は、アメリカ北東部。四季を味わえるし、暖炉を懐かしく思うことがあるんだ。ときどき、頭部に住んでいる友達と話をしていて羨ましく思える時期があるから。」
自由にどこでも選べるとしたら、私は、地中海沿岸地域、特にスペイン南部あたり。
スカッと晴れた青空、透きとおるような青い海、その青を和らげるような白璧の家並み。
そして、そこにアクセントを出して美を高めるように道路に沿って家々に飾られた色とりどりの花。
一度だけ行ったことがありますが、その光景はまるでパラダイス。
「幸せ」基準は人によって違うでしょうが、私のとっては、天候は大切な要素。
世界の中のハッピーな国々トップ10だとかの調査によると、だいたいトップに名前が挙がっている国は北欧諸国。(まあ、人の心を数値化することはできないから、具体的なこと(労働時間、休暇、公園の数、教育費、医療費等々)で比較するしかありません。)
では、実際にハッピーと言われている国に住んでみるとどうなのでしょうか。
では、今日は、Inc dot comに数日前に掲載された記事からです。
ノルウェイ現地の人たちに言わせると、なぜ自分たちの国が世界の中で一番ハッピーな国と言われるのか不思議に思えるそうです。
特別に自分たちがハッピーな国民とは思っていません。
でも、政府に守られている安全性を実感しています。
もしも、何か問題があれが国が面倒をみてくれる、という安心感。
その分、酒税などは非常に高くなります。
レストランでワインを注文すれば、ボトル1本、安くても$100-ぐらいから。
まあ、人間が生きていく上にとって、お酒は贅沢品の種類でしょう。(飲まなくても死なないから許せますね。)
ノルウェイ政府は、国民一人あたりに17万ドルを蓄えているそうです。
税金が高くても国が面倒見てくれる安心感は、そこにあります。
個人に任せると格差が否応なしに出てくるもの。
ノルウェイに格差が少ないのは、国が国民から税金をしっかり徴収して、それを国が有効に使っているからでしょう。
国民に安心感を与えているノルウェイですが、5月でさえ雪が降ります(アメリカでもそういう地域がありますので特に驚きではないかも知れませんね)。
日照時間も短いので、わずかな太陽光でもチャンスがあれば浴びようとします。
お日様に出会えるのが次はいつになるかわからないから。
そういう寒い気候が苦手なノルウェイ人も大勢います。
しかし、収入レベルを考えると、温暖な欧州南部の国々よりも、気候の悪い自国を選んでいるわけです。ノルウェイで仕事をしながら、イタリア南部などに頻繁に旅行に出かけることができます。
ハッピーな価値観は人それぞれ。
私も当地に引っ越してくる前に、アメリカの東部を選びました。
(笑える話しでもありませんが、米国の中のハッピーな地域の一つにランクインしていた地域。)
で、私は幸せだったのでしょうか?
クリスマス当日は停電になる寒さ。
外は氷の世界。
これはこれで非常に美しく、生まれて初めて観た、まるでおとぎの国の世界でした。
幸い暖炉とお湯は使えました。でも、そういう経験は、一度っきりで充分。
長い話を超短くすると、そういうことで温暖なアリゾナに引っ越ししたのです。
実際に住んで体感しなければわからないことばかり。
ましてや、現地の下見に行ったのが一番気候の良い時節。
笑い話しにもなりませんね。
来週は、最高気温が120F(49度)になると予測されているフェニックス。
空港が閉鎖される唯一の理由である気温。
そういう暑さでも、当地の住民たちは我慢できます。
凍てつく冬の寒さが嫌な人にとってはパラダイス。
そして、多くの住民は、決して「hot」とは言いません。
「warm」を好んで使います。
「ホット」と愚痴っても涼風が吹いてくるわけでもありませんし、まあ、気分の問題なのでしょうが。
暑くても、毎日続く青空のお陰で気分が落ち込むこともありませんし、ハッピーさを感じます。
それでは、みなさんのもとにいいことがたくさん舞い込んで来ますように!
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トランス ディスカバリーズは、社会人、学生を問わず、学ぶ意欲のある人たちや、
学ぶチャンスに恵まれていない人たちが知識やスキルを身につけ、明るい未来を築いていくことを応援します。
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