成人を迎えられた方、おめでとうございます。
そこで、今日は、アメリカの若者たちがどのようにしてキャリアを積んでいっているかについて。
例えば、現在、医療業界の職業のニーズがますます高まっています。
長引く不景気のため、安定性を求め、医療業界しか選べなかったと言う地域もありますし、高齢化や肥満、長引く戦争で現代医学のお世話になる人が増加しているのも事実です。
では、社会経験がなく、経済的にも余裕のない高校卒業の若者たちが医療業界にどのようにして参入しているかです。
ボランティアをとおして、ツテを作ります。病院内の職業もあれこれ詳しく知る機会に恵まれます。
チャンスを狙って、エイドやテクニシャンのポジションに応募し、勤務の傍ら、短大、大学へと進み一歩ずつキャリアをアップしていきます。
病院によって支援の割合に違いがありますが、多くは授業料をサポートしてくれます。
景気の良かった時代は、スクラブや白衣も病院負担でクリーニングしてくれていたそうです。
今では、医療機関へ就職を希望する人が圧倒的に増えたので、短大であっても入学は狭き門となっています。そして、ピンクカラーと言われたナースの職業であっても、男性ナースが増えてきています。
しかし、みんな過酷な業務に消耗しきっていて、ストレスも多い厳しい分野のようです。
成長率の高い職業ランキング2024年予測トップ15にも医療系の職業が多く入っていますが、6件は医療分野以外の職業です。