特に、連休後の出勤日の午前中は、メールの処理に、いつもより時間を費やします。
手法も巧みになってきているので、これからますます注意しなければならないのが、ハッキングやインターネット スキャム(詐欺)。
悪さの手法によって、いろいろな名前がつけられています。
日本で一番有名な「オレオレ詐欺」や「振込詐欺」は、英語では、grandparent scam、telephone fraud、it's me fraud、bank transfer fraudなどと訳されているようです。
個人的に一番しっくりくるのは、「It's Me Fraud」でしょうか。
「俺、俺」のように、家族への電話で誰でもよく使うのが、「It's me」です。
日本と同じように、おじいちゃんやおばあちゃんが、嬉しそうに、"Hi David"、"Hello Mary" と電話に応えている光景を想像できます。
では、今日は、そういうハッキング関連の英語の表現について紹介します。
● Brute-force attack / Brute-force cracking:ハッキングの基本の基本的手法。試行錯誤でその人の誕生日や電話番号、子供の名前など可能性のありそうな数字や言葉を入力して、パスワードを見つけ出す方法。知的手法ではありませんし、ハッキングされないようにユーザー側が対策を打ちやすいタイプの手法。
● Catfish:他人になりすまして、オンライン上に勝手にその人のプロフィールを作ってハッキングする突破口とする方法。たとえば、狙っている企業の社員の個人のプロフィールを作成し、世界を騙していくタチの悪い手法。「Hackers catfish Mr. Smith on LinkedIn.」のように動詞として使えます。
● Drive-by download:ウィルス/マルウェアをダウンロードすることによって、コンピューターやモバイル機器を使えなくするもの。ユーザーがリンクをクリックしなくても、そういうウィルスに感染したサイトを閲覧するだけで、自動的にインストールされます。
● Ghosting:ゴースティング、つまり「お化け」。他界している人のID(名前や誕生日)を使って、クレジットカードを勝手に作ったり、ローンを組んだりするタイプです。
● Keylogger:キーを押した順番を記録する不法プログラム。それを使ってハッカーがログインIDを見つけ出す方法。
● Malvertising:マルウェアを含んでいるオンライン広告。このタイプの広告には、コンピューターを使えなくするソフトが組み込まれています。
● Pharming:ファーミングと呼ばれる不法プログラム。ハッカーが信頼性のあるサイトであるように見せかけて作ったサイト(銀行など)に回送させるプログラム。これは、少々厄介で、閲覧したいサイトのURLアドレスを正しく入力しても、ハッカーの作った偽サイトに飛ばされる仕組み。「Pharm」は、薬局(ファーマシー)のように薬関係の英語の語源になっています。ギリシャ語のpharmakosが語源で、「魔法、毒」などの意味があります。
● Phishing:インターネット詐欺の代表格であるのがフィッシング。メールを使われることが多く、仕事関連や知人など信頼できる人になりすまして、個人情報やクレジットカード情報を聞き出す手法。仕事関連の場合は、上司や取引先にうまい具合になりすましたメールで騙されるケースがありますので、要注意です。日本のオレオレ詐欺も、広い意味においてこのタイプに入ります。
思った以上にありますので、「その2」で続けます。
それでは、みなさんのもとにいいことがたくさん舞い込んで来ますように!
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