「そんなこと知るはずないでしょ!」と、心の内で思っても口には出せないのが面接。
非常に似たパターンの質問がありますが、面接する側も具体的な数字を期待しているわけではありません。
例えば、
- サンフランシスコには、ガソリンスタンドは何軒ありますか。
- ニューヨークにある窓の数はいくつですか?
- アメリカにはホテルがいくつありますか。
面接官(インタビュアー)も具体的な数字で答えてくれることは期待していないはずです。
どういうロジカルな思考で問題解決するかの能力を問われているのです。
下手に適当な数字で答えようならば、その答えに対してとんでもない質問が返ってきますよ。
「いつもそういう思考アプローチですか」みたいな感じで。
手強い質問は、まだまだたくさんあります。
- 面接官が、「私をインタビュー(面接)してください。そして、採用するか否かを教えてください。」
- ハゲ予防の薬を利用する人の数(ボストンコンサルティング)を見積もってください。
- もしも、5000ドルを投資するとしたら、何に投資しますか。そして、その理由は?
- 複合映画館の年収を、2つの異なった方法で見積もってください。
- あなたのユーモアのセンスについてお話しください。
- 1時間後の降雨の確率は84%とします。では、30分後の降雨の確率は?
- 企業内のダーバーシティー(多様性)の欠点を2つ述べてください。
「ダイバーシティーの欠点」の質問につられて、ついついネガティブな発言をしてしまったら、ダイバーシティーを好ましく思っていない人と解釈されるリスクがあります。
どんな質問をされても、決してネガティブな印象を残さないように要注意です。
Google社は、過去においては、誰でもネット上で応募することができました。
ネット上で与えられた質問に的確に回答できた人のみが徐々に次の段階に進んで行く仕組みでした。
創立後、間も無い頃は、同社のマネージャーは、人材採用に週に4時間から10時間を費やしていました。トップエグゼクティブは、週のうち、丸一日を使っていました。
2013年には、社員数5万人に成長しましたが、採用に費やす時間は、週に1時間半までに減少しました。
2016年現在、社員数は、6万人に成長しています。
積み上げたリサーチや経験を活かし、効率的に優秀な人材を集めるノウハウをつかんだようです。
それでは、みなさんのもとにいいことがたくさん舞い込んで来ますように!
[Source: Business Insider]