つまり、近場に住んでいてもフェニックス市のダウンタウンはよく知らないのです。
たまたま機会があったので、ダウンタウンのツアーに行ってきました。
どこの都市にでもありそうな観光客を乗せて街中を走っている少しレトロ風なトローリーバスです。
ガイド付きで2時間のツアー。
この地域は、夏の暑いシーズンの間は閑散期となりますので、市内観光ツアーバスもその日が最後。
そのツアーに参加していた退職者のグループの人たち。
アップルウォッチをつけている人が半分以上!
正直驚きました。
高齢者を対象としたヘルスケア分野のリサーチのためで、希望者にアップルウォッチが無料で配布されたそうです。
スマホを使っていない高齢者がおられる一方、こういうハイテクに馴染んで暮らしている方たちもおられます。
そして、世の中は、確実にハイテク化が進み、IoT関連商品やサービスが浸透しつつあります。
2016年から始まったようですが、IoTイノベーションの受賞が毎年発表されています。
2018年の候補は現在受付中(5月末締め切り)で、発表は9月7日の予定。
北米、南米、欧州、アジア等の各地から候補チームを募っています。
では、ご参考までに、2017年のIoT受賞について。
各部門ごとに金賞、銀賞、銅賞がそれぞれ選ばれます。
- ハードウェア:コンシューマー部門、商業/産業部門、セキュリティー部門
- ソフトウェア:コンシューマー部門、商業/産業部門、セキュリティー部門、Connected Medical Devices部門(医療機器と接続するソフト)、Connected Automobiles部門(自動車と接続するソフト)、エネルギーや環境部門
- IoTサービス:コンシューマー部門、商業/産業部門
- クラウドプラットフォーム:コンシューマー部門、商業/産業部門
- ネットワーク:商業/産業部門
- IoTサービスプロバイダー:システム統合部門
- ベストプロダクト:IoTオープンソース
- IoT分野のベストウェブサイト/コンテンツ
部門が一番多いのは、やはりソフトウェア系です。
そして、セキュリティー部門は当然ながらハードウェアとソフトウェアに設けられています。
51社が受賞しています。
- ハードウェアのコンシューマー(消費者向け)部門では、
銀賞:August Home
銅賞:Sensibo
- ハードウェアの商業/産業部門では、
銀賞:Sierra Wireless
銅賞:Western Digital Corporation
- ハードウェアのセキュリティー部門では、
銀賞:DigiCert
銅賞:Infineon
- ソフトウェアのコンシューマー(消費者向け)部門
銀賞:Itransition
銅賞:Muzzley
- ソフトウェアの商業/産業部門
銀賞:Enlighted
銅賞:Greenwave Systems
- ソフトウェアのセキュリティー部門
銀賞:ForeScout
銅賞:Indegy
- ソフトウェアのConnected Medical Devices部門(医療機器と接続するソフト)
銀賞:Arxan
銅賞:ThingWorx
- ソフトウェアのConnected Automobiles部門(自動車と接続するソフト)
銀賞:DigiReach
銅賞:Arxan
- ソフトウェアのエネルギーや環境部門
銀賞:Lucid
銅賞:Envizi
以上が、ハードウェアとソフトウェア分野の各部門の受賞チームです。
IoTに囲まれた暮らしの世の中が確実に近づいています。
果たして、誰もがハイテクの恩恵を受けられる世の中になるのでしょうか。
それとも、居住地域がIoTが広まっている地区とIoT導入が遅れている地区と明確に分断されていくのでしょうか。
土地が広いアリゾナ州ですが、ダウンタウンフェニックスにはマンション(コンドミニアム)の建設ラッシュです。
観光ツアーバスの中から治安が良くなってきて歩行者が増えたダウンタウンを見ながら、この地域はIoTが導入された暮らしがもうすぐそこに来ていると感じました。
それでは、みなさんのもとにいいことがたくさん舞い込んで来ますように!
*********************************************
トランス ディスカバリーズは、社会人、学生を問わず、学ぶ意欲のある人たちや、
学ぶチャンスに恵まれていない人たちが知識やスキルを身につけ、明るい未来を築いていくことを応援します。
**************** (合笑)***************
[Reference: IoT Innovator]