勤労者、労働者をねぎらう日です。
国によっては、5月1日のメーデーに相当する日です。
この日は、クリスマスやサンクスギビングデー(感謝祭)に並ぶ休日の一つ。
クリスマスやサンクスギビングデーが、すっかりと商業化されています。
一方、レイバー デーは、「夏の終わり」を告げる日で、家族や友人たちが集まってプールサイドでバーベーキューパーティーをするのが一般的です。
しかし、この日は、歴史ある深い意味のある休日で、労働者たちが自分たちで得た休日とも言えます。
時は、1800年代後半。
産業革命に伴い、労働者たちは劣悪な環境下で、1日12時間の労働を強いられていました。
子供たちも工場で働かされていた時代です。
なかには、わずか5歳の子供も労働力となっていました。
1882年9月5日(火曜日)、労働者1万人が無給休暇をとり、ニューヨーク市の市庁舎からユニオンスクエアーまでデモ行進しました。
これが、アメリカ初のレイバー デー パレード(非公式)と呼ばれるものです。
そして、1894年5月11日、イリノイ州のシカゴで勃発した鉄道労働者のストライキ。
賃金カットがきっかけとなり、ストライキ、ボイコットがアメリカの25州に広がり、25万人の労働者がボイコットに加わりました。
国全体の運輸や客車全般の機能に混乱をきたしました。
ストライキを鎮圧するために軍隊が出動し、死者の数も10数人を超えました。
時代が変わっても、雇用主と従業員の関係は変わりません。
コストカットはいつも切り離せない話題。
レイバーデーは、夏の終わりを告げる休日として浸透している今のアメリカ。
深い歴史のある休日。
その休日に仕事をしている人が大勢いるのが、今のアメリカ。
20年前のアメリカは、毎週日曜日には、ほとんどの店舗が休業していました。
今では、それも遠い昔の話。
レイバーデーこそ、完全に休日にすべき日ではないか、と、考えてしまう、今のアメリカの商業主義。
まあ、いつでも買い物に出かけられるのは便利と言えば便利なのですが・・・。
それでは、みなさんのもとにいいことがたくさん舞い込んで来ますように!
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[参照: The Arizona Republic]