ところが、ハイテク業界をリードする「新しいシリコンバレー」を目指して、世界各地に有望都市
が誕生しています。
KPMGの2019年の調査結果によるものですが、2023年までに世界のテクノロジーを産み出しているカリフォルニア州のシリコンバレーの地位が、他の地域の新シリコンバレーへと移っていくだろうという結果です。
調査に協力した全体のうち58%の人が、カリフォルニア州のシリコンバレーが技術革新の中心的地位を失っていく、とみています。
27%は、そうなるとは思っていません。
16%の人たちは、どちらとも言えないと応えています。
では、有望視されている新しいシリコンバレーとはどこでしょうか。
1位)ニューヨーク:アメリカ合衆国
ニューヨークには、アップル、フェースブック、LinkedIn、Googleなど、大手ハイテク企業がすでに拠点を構えています。それに加え、Googleもマンハッタンに$10億をかけてグーグルキャンパスを構築し、労働力を2倍にすると発表しています。
まあ、アマゾンの二箇所めの本社の案はクイーンズ地区住民に猛反対されましたけどね。
2位)北京:中国
人工知能から電気自動車など、北京を拠点にしたベンチャーに力を入れています。
中国元100億をハイテク分野に注ぎ込みます。
3位)東京:日本
ロボット工学と3Dプリンティングの分野で注目されています。
日本のロボット工学は以前から世界を率先していました。
2020年のオリンピックを機会に、テクノロジーを駆使し、日本のハイテク技術を世界にお披露目することになると期待されています。
1964年の東京オリンピックでは新幹線がデビューしたように。
3位)ロンドン:英国(日本と同じく3位です)
フィンテック(Fintech) 分野で世界の中心都市へと変化しています。
フィンテック業界のユニコーン企業(企業価値がUS$10億以上)29社のうち、7社はロンドンを拠点としています。(9社は米国のサンフランシスコにあります。)
しかし、今も騒がれている問題ですが、EU離脱(Brexit)問題を抱えています。
それが、ロンドンのフィンテック分野に与える悪影響が懸念されます。
世界の各地にシリコンバレーを目指している地域はたくさんあります。
しかし、この4都市は、すでにある程度の地位を確立しています。
そして、本来その地域(国)が強みとしていた分野です。
各地域には明らかに違いがあり、優劣をつけられません。
アメリカの本家シリコンバレーにはフィンテックもあれば、ロボティックスもありますし、自動運転車は既に米国各地で試験運転や試用もはじまっています。
個人的には、本家シリコンバレーが衰退していくとは思えません。
しかし、ハイテク技術の都市が世界各地に誕生していくことは確かです。
楽しみです。
余談ですが、スマホなどを利用した2ファクター認証システムはアメリカでは常識のログインシステムです。
確かに他人による悪利用を事前にキャッチでき不正アクセスをブロックできるシステム。
ですが、利用者としては大変困ったこともあります。
例えば、国を跨っての引っ越し。
電話番号は当然ながら変わります。
銀行などは事前に対処していたのですが、すっかりと忘れていたのが、リンクドイン(LinkedIn)。
ログインしようとすると、アメリカで使っていた以前の携帯電話番号にアクセスコードが送られています。
もうその番号にはアクセスできないのです!
サポートは自動化されていて、人による解決の場合は有料となっています!
つまり、私は自分のページにアクセスできなくなってしまったのです。
(MicrosoftがLinkedInを買収してから使い勝手が悪くなったように感じるのはMac信者だからでしょうか、、、。)
金融系のシステムの場合は、スマホを使っての2ファクター認証システムが手っ取り早くて安心です。
しかし、お金に関わらないシステムには携帯番号ではなく、メールアドレスにアクセスコードを送ってもらうように設定すべきでした。
もうLinkedInにはアクセスすることはないでしょう。
ただ、仕事の関係で繋がっていた人たちとの連絡先を失ったのが残念です。
それでは、みなさんのもとにいいことがたくさん舞い込んで来ますように!
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トランス ディスカバリーズは、社会人、学生を問わず、学ぶ意欲のある人たちや、
学ぶチャンスに恵まれていない人たちが知識やスキルを身につけ、明るい未来を築いていくことを応援します。
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