2017年1月1日から実施されます。
GPS機能もすべての携帯電話に義務付けられます。
GPS機能については、2018年からの義務付けと言う説もあります。
しかし、パニックボタンの役割を考えてみると、2017年からGPSも同時に実施しなければ、地理情報無しの間抜けなパニックボタンの登場になりかねません。
インドの公共交通機関であるバス車内には、パニックボタンが設置されているそうですが、盗まれたり、機能しなかったりのお粗末な状況のように。
レイプ犯罪が増え続けるインド。
外国からの女性旅行者もその犠牲者になることは、ニュース報道を通して、世界中で知られています。
iPhoneには、アンロックしなくても緊急時には911(110番)に連絡できるようになっていますが、それでは、間に合わないようです。
今回、インド政府が、あらゆるスマホに義務付けているパニックボタンは、パワーボタンを3回続けて素早く押すと機能する仕組みです。
ローテク(スマホではない古い携帯)電話では、ダイヤルの5か9に機能が、組み込まれます。
アプリとしてインストールできるパニックボタンは、すでにたくさん出回っていますが、アプリをいちいち立ち上げるよりも、ボタンで操作できるようにした方が、緊急時に早く連絡できると解釈された結果です。
パニックボタンが稼動すると、シグナルが、一番近くにあるセキュリティーエージェントに送信されます。
まだ、立ち上がったばかりのプランですので、具体なことは開示されていませんし、決定もされていないと思われます。
想像を絶する超スーパー格差社会ですから、パニックボタンにつながるセキュリティーエージェントは、警察ではなく、民間の有料サービスになるような予感がします。
なぜかと言うと、インドで勤務していた頃、職場のインド人たちの警察に対する期待や信頼感が非常に薄かったことを記憶しているからです。
アップル社も成長中のインド市場を無視できないことでしょうし、どのような対応になるか注目されます。
デザインも機能もユニバーサルに対応しているiPhoneですから、インドで採用される機能がインドだけで適用されることはないでしょう。
しかし、各国の注文に一つ一つ対応していたらとんでもないことになりそうです。
よしも悪しきもいろいろと思い出のあるインド。
今回のニュースで、女性虐待がいつもニュースになっていたインドのことを思い出してしまいました。
それにしても、こんなハイテク機能に頼らなくても、女性旅行者でも安心して訪問できる安全な国になって欲しいものです。
もしや、インド政府は、今回のプランは、ビジネスチャンスと捉えているのかも・・・。
それでは、みなさんのもとにいいことがたくさん舞い込んで来ますように!
(参照:The Washington Post, 9to5 Mac dot com)