私自身、心理学者と精神科医に並んで、英語の職名で混同してしまいそうなものです。
それは、Psychic(サイキック)、つまり霊能者と呼ばれている人たちです。
職業なのか趣味なのか区別が難しくなるほど、ここアリゾナにはサイキックがたくさんいます。
近所を車で走っていたら、地区によっては1ブロックに一軒ずつあるところがありました。
自宅兼職場と思われる家には「Psychic」と電話番号が書かれた看板がしっかり掲げられていますのですぐにわかります。
時には、家の前には、デカデカと「Psychic」と書かれたトラックやライトバンが駐まっているところもあります。
多分、イベントやお祭りに出張するときに使う車でしょう。
本格的に霊能者として活動しておられるのでしょう。
きっと自称霊能者も多いのでしょうけどね。
同じアメリカであっても、夫の実家がある州にはこれほどいないそうです。
そこで、考えてみました。
それは、もう10年以上昔のことですが、日本に住んでいた頃、テレビで放送されていた「Medium(ミディアム)」の影響が強いのではないかと解釈します。
ご存知の方も多いはずです。
主人公のアリソン・デュボアさんが、アリゾナ州フェニックス市に住んでいたのです。
実在の人物をモデルにした番組です。
彼女が霊能力を活かして犯罪事件を解決していく番組です。
そして、アリゾナにはスピリチュアルで有名なセドナがあります。
今は、すっかり観光地として世俗化していますが、それでもスピリチュアルなスポットがあちらこちらにあり、海外からの芸術家も多く住む街です。
グランドキャニオンにも近く、ネイティブ インディアンの人たちも自然と調和したスピリチュアルな暮らしをしていたところです。
そういう要素が重なって、霊能力を高める人が増えたり、当地に引っ越ししてきた結果、霊能者が多く集まる都市になったと、勝手に解釈しています。
最近あるショッピングモールに行ってきました。
そこのモールには店舗を閉鎖したところが数軒ありました。
それに入れ替わって新しく建築中だったのは、小学校入学前の子どもを対象にしたエデュケーション的な色のある、子ども預かり所的なところ。
そして、サイキック。
看板はクレオパトラのようなイメージ。
中をちらっと覗いたら、まるでクレオパトラのようなメイクと髪型の霊能者らしき女性。
なかなか流行っているようでお客さんが数人入っていました。
こういうタイプのアメリカの霊能者たちの服装は、なぜか黒とか紫色のそれらしき装い。
店舗を構えるとなったら、まずは服装から入って雰囲気を醸し出す必要があるのでしょう。
霊能者として超有名なアリソン・デュボアさんは、普通の服を着用しておられますけどね。
近くにはサイキックの本屋さんもあります。
しかも、現在、増築中。
結構広い面積ですが、取り扱っているものは書籍だけではありません。
本屋さん内の通路沿いには霊能者たちのブースが並んでいました。
オーラ写真 (Aura Photo) も撮ってもらえます(説明付き)。
私も興味津々にオーラ写真を撮りました。
鉄板のような平らなデバイスの上に手を載せ、身体から発生するエネルギーを写し出しているようです。
撮影後、写真の説明を受けようとしているときに、ひとりの中年女性が店内に入ってきました。
お店の人は、私との話しが長くなりそうなので、写真の解説を始める前に、先にその女性に用件を尋ねました。
その女性、「私はサイキックなのですが、仕事させてもらえませんか」とのこと。
・・・・。
趣味から職業レベルに移したいのでしょうか・・・。
客の私を待たせて先に割り込みしたのに、彼女の話しが実に長い!
会話中、彼女を傍観していましたが、彼女から流れてくるエネルギーは何も感じられませんでした。
いっぽう、写真を撮ってくれらお店の女性には、エネルギーを感じました。
「私はサイキックではありません。少し勉強しただけです」とおっしゃっていましたが。
そういえば、私も子どもの頃、何かと霊的なものを感じることがありました。
たまには見えることもありました。
年月の経過とともに、そいう能力がすっかり薄れてしまいました。
まあ、結局は、霊能者ではないってことですけどね。
でも、一旦、足を入れると、のめり込んでしまいそうな分野ですね。
それでは、みなさんのもとにいいことがたくさん舞い込んで来ますように!
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