それは、ある事柄の一面だけを強調して利点を述べ宣伝することです。
たとえば、インドの食事が健康によく、アルツハイマーの予防になるということ。
インドの食事とは言っても様々です。
ベジタリアン(菜食主義者)であっても、宗派によって、口にする野菜が制限されます。
野菜だったら何でも食べられる人たちがいるいっぽう、地下で生息する野菜を一切禁じている究極の厳しい宗派の人たちもいます。
インド古来のアーユルヴェーダに則った食事に従うのは、忙しい現代社会では、インド人でも難しいと言います。
肥満や糖尿病患者が多いのが現代のインド。
アルツハイマーの患者が少ないのは事実でしょう。
それは、平均寿命が低いからです。
インドは、世界125位で68.3歳。
この年齢では、認知症 (dementia) が発症する前に他界している人たちが多いはずです。
肥満が重大な社会問題となっているアメリカは、先進国の中で最下位と言えますが、それでも世界の中では31位で79.3歳。
インドでは、ムンバイのような都会で仕事をしている一家の主人(あるじ)の帰宅が遅く、家族全員揃っての夜の食事が10時という家庭が珍しくありません。
そして、インドの料理には信じられないほどの大量の油を用いています。
それが旨味を引き出すと、現地の人たちは言いますが・・・。
アメリカに住んでいてもそういう生活習慣を引きずっているインド人家族たちを見かけます。
夕食後(厳密には夜食後)と思われるインド人の大家族が、夜のアメリカのショッピングセンターを散歩している様子は、インド現地を思い出させます。
ホリデーシーズンが近づき、夜遅くまで営業しているお店が増えて来たアメリカ。
肥満のレベルではアメリカ人にも負けないインド人を目にする機会が増える時節。
何ごともほどほどのさじ加減とタイミングが大切。
と、自分自身に言い聞かせながら、昨日は、夜の10時にステーキを美味しくいただきました。
特別なイベントだから仕方ない・・・が頻発中。
追記、アメリカでインド熱が高かったのは遠い昔のこと。
健康にいいと評価されているのはインド料理ではなく、和食。
しかも、ここで人気なのは、マヨネーズたっぷりの寿司、天ぷら、トンカツ・・・。
こういう料理を前菜のように平らげるアメリカ人。
遠い国のことは幻想的に思えるのが人の性でしょうか。
「和食もどき」食事をすること自体が健康維持の秘訣ではないのですけどね。
それでは、みなさんのもとにいいことがたくさん舞い込んで来ますように!
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