今日のGoogle Doodle (日本のDoodleとは違います)は、「英語辞典 (A Dictionary of the English Dictionary)-1755年」を執筆した文壇の大御所と呼ばれたSamuel Johnson(サミュエル・ジョンソン)。
この方、25歳の時に46歳のエリザベスさんと結婚。
エリザベスさんは、同氏の友人だったハリー・ポーター氏の奥さんでした。
ポーター氏が病床に伏していた末期も親しい友人関係を保っていた間柄。
1734年9月3日にポーター氏が逝去。
こういうことに疎いジョンソン氏。
最初にアプローチをかけて来たのは、経験豊富な年上女性のエリザベスさんの方と言われています。
ポーター家は、二人の結婚を認めなかったそうです。
理由は、二人の年齢差だったとされています。
エリザベスさんには、3人の子供(息子2人と娘1人)がいました。
息子のうち1人は、猛反対。
幸い、娘は認めてくれました。
あと1人の息子は、後に2人の結婚を認めたそうです。
ロンドンでジョンソン氏が仕事で忙しくしている間、奥さんは病気がちだったそうです。
奥さんは、療養のため1752年に地方に移りました。
そして、1752年3月17日に逝去。
その知らせに、ジョンソン氏は非常に落胆。
金銭的な余裕があれば、奥さんの健康と命を助けることができたと自分自身を責めました。
彼女がいたからこそ、仕事に専念していたジョンソン氏。
彼女の死をきっかけにやる気を失い、辞書の執筆作業に支障が出ました。
1956年3月16日には、借金のため逮捕されました。
結婚すれば、の話ですが、人生の中核となる結婚。
いろいろな形がありますが、周囲に認められない関係は、さぞかし苦労も多かったことでしょう。
ジョンソン氏が残した言葉の一つに、それを窺わせるものがあります。
「結婚は多くの苦労を生むが、独身は何の喜びも生まない。」
その上、クラシックの作曲家や画家と同じく、後世に名を残した人たちには、金銭的苦労も多かったようです。
同氏の言葉です。
「政府は我々を幸せにすることはできないが、惨めな状態にすることはできる。」
人類の歴史上、そういう時代が長いような・・・。
文壇の大御所らしく、多くの言葉を残しておられます。
"The future is purchased by the present."
「未来とは、今、築いているもの。」
”Language is the dress of thought.”
「言葉とは、思考の衣服である。」
では、最後に、同氏の大偉業を讃えて、英語の言葉づくりの6つのルール。
- 外国語を取り入れて作る:台風、リキシャ、絵文字など。
- 2つの言葉を組み合わせる(Compound):grandmother、skateboardなど。
- 言葉をブレンドする: Breakfast + Lunch = Brunchなど。
- 使い方を変える:Friendは本来、名詞ですが、FBの登場で動詞として活用されるようになりました。
- 語尾を変える:Editor、Pianist、Teacherなど。
- 頭文字をとって作る: NASA (National Aeronautics and Space Administration)など。
[関連ブログ:新しい英語の言葉を作るときの6つのルール (2016.3.1)]
それでは、みなさんのもとにいいことがたくさん舞い込んで来ますように!
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トランス ディスカバリーズは、社会人、学生を問わず、学ぶ意欲のある人たちや、
学ぶチャンスに恵まれていない人たちが知識やスキルを身につけ、明るい未来を築いていくことを応援します。
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[References: Wikipedia.com, and TED Talks]