2015年のものです。
短く説明すると、求人に応募してきた二人がいるとします。
どちらも職務に求められているスキルを同じようにもっていると仮定します。
「銀のスプーン (silver spoon) 」対「ボクサー (scrapper) 」的な違ったタイプの二人です。
「銀のスプーン」タイプの人は、銀のスプーンを咥えて生まれてきたような人で、学歴や学業成績などすべてが申し分のない一流揃いのピカピカ輝く立派な履歴の持ち主。
いっぽうの「ボクサー」タイプの人は、キャッシャーや歌うウェイトレスなどを経験している変わり種だとします。
昔、日本で大人気になったテレビドラマ「おしん」。
「銀のスプーン」タイプは、おしんが奉公した米問屋、加賀屋の一人娘のお加代。
「ボクサー」タイプが、おしん。
TEDトークでは、そういう違ったタイプ(スキルはまったく同じ)の場合、どちらを採用するか、という点について論じておられます。
結論は、変わり種(ボクサー)タイプの人を採用すると述べられています。
何を隠そう、彼女自身も、このボクサータイプに属する、一流からは縁が遠かったグループに属する育ち方をしたそうです。
どちらのタイプが良い悪いではありません。
環境に恵まれていても、恵まれていなくても、人生には、それなりの苦労がつきものです。
しかし、裕福な環境に生まれ育った場合、幼い頃から支援を受けることができたのが一般的。
ボクサータイプの場合は、周囲から冷たく扱われたり、辛酸を嘗めることが多かったはず。
世の中には、克服しなければならないチャレンジが待ち構えています。
応募者二人に同じスキルが揃っているとしたら、ポテンシャルやチャレンジを克服していく可能性を評価すべき、と、いう観点。
いつの時代も、潰しが効くタイプは重宝されてきたはずです。
まったく同じ人生を歩んでいく人はいません。
採用担当者が、このTEDトークの講演者のような人たちばかりとは限りません。
ボクサータイプには、強いパンチが降りかかってくることが多いでしょう。
私もバンバン浴びせられましたよ。
誰にも他の人を評価する権利は与えられていません。
自分自身に自信を持って、自分の道を拓いていきたいものですね。
仕事は人の出会いと同じ。
ご縁のあるところに落ち着くはずです。
では、最後に、今日のお話しのTEDトークのビデオです。
それでは、みなさんのもとにいいことがたくさん舞い込んで来ますように!
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トランス ディスカバリーズは、社会人、学生を問わず、学ぶ意欲のある人たちや、
学ぶチャンスに恵まれていない人たちが知識やスキルを身につけ、明るい未来を築いていくことを応援します。
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[Reference: TED Talks]