Sudden Sensorineural Hearing Loss (SSHL)と呼ばれるものです。
英語の通称でいうと、sudden deafness。
この突発性難聴が最近は増えているらしいですが、米国の政府系のデータによると、この症状が発生する率は、5000年に一人となっています。
しかし、現実にはもっと多いとされています。
それは、SSHLは軽く扱われる傾向が強く、「直ぐに治る」と思い医者を訪問せずに放置するケースが多いらしいとのこと。
実は、その突発性難聴を経験するのは今回で3回目です!
発症率が5000年に一人とは絶対に信じられません。
初めて経験したのは、20歳になって間もない頃。
ある朝、目覚めると耳が聞こえなかったのです。
全く聴こえないわけではなく、高度の高いところで経験するような耳が詰まった状態の強烈版といった感じです。
直ぐに近所の耳鼻科に行き、何かの内服薬を処方され、翌日には普通の聴こえ方に戻っていました。
当時は何も気にせずに、医師の指示に従い、どんな薬であるのかも質問した記憶がありません。
原因はよくわからないそうですが、当時、確か、「ストレスでしょう。しっかり休養してください」で終わりました。
しかし、ストレスを抱え込んでいる状態でもなくのほほんと暮らしていた日々。
それを忘れた頃、2回目の突発性難聴。
2度目ともなれば、初回のときよりも心の動揺はありませんでした。
前回と同じように耳鼻科に行き、薬を服用し翌日には普通に聴こえるようになりました。
そして、3回目は先週の金曜日。
さて、ここで悩んだのが耳鼻科に行くかどうかです。
ここは、アメリカです。
前回の鼻血事件で、耳鼻咽喉科の先生とは繋がりができましたが、週末です。
突発性難聴は発症後、直ぐに対処しなければ聴力を失うリスクがあるそうです。
しかし、薬を処方されるだけで数百ドルも支払うのはちょっと納得できません。
そこで、ネットで調べてみました。
原因は完全に解明されていませんが、大きく分けると、
- 外傷が原因
- 耳垢が溜まっている
- ウィルスによる感染
- 内耳の問題
1は該当しないので除外。
先月健康診断で耳も検査し、問題なしだったので2も除外。
風邪をひいていないし、発熱などの症状もなく、身体か至って快調なので、ウィルスの感染は心当たりなし。つまり、3も除外。
そこで残ったのは4番目の内耳の問題。
心当たりがあります!
日本にいた頃、ベッドから起き上がれない目眩を経験したことがあります。
そのときに内科と耳鼻科で検査していただきました。
内耳に問題がありバランスがとれなくなっていたことによる目眩でした。
メニエールではありません。
20〜30代の若い女性の間でも増えつつあるとのことでした。
原因は不明と言われましたが、、、。
原因がわからないときにいつも言われるのが、「ストレス」です。
対処策は、睡眠をしっかりとること。
そして、薬はなんと乗り物の酔い止めでした。
そういえばこの2〜3年、一度も飲んでいません。
バッグの中に入っている薬はなんと去年の7月に使用期限が切れていました。
が、25mg(日本では12.5mgがありますが、アメリカ人は身体がデカイからなのでしょうが薬の強さも倍)それを飲んで早めに就寝しました。
翌日、土曜日に目覚めると完璧ではありませんが、聴こえ方が昨日よりも明らかに改善しています。
そして、土曜日は朝と夜に1錠ずつ服用し、日曜日の朝には普通の聴こえ方に戻っていました。
今回が3回目でしたし、自分の身体の弱いところというのか癖のようなものが以前よりもよく分かっていたつもりです。
私のことをあまり知らない医師からステロイド系の薬を処方される前に試しにやってみたにすぎません。効果があってラッキーでした。
念のため、来月、家庭医を訪問したときには伝えておきます。
もしも、突発性難聴を初めて経験するようなことがありましたら、耳鼻科の専門医に直ぐに行くことを強くお勧めします。
症状が出てから1週間以内の治療が勧められています。
対処が早ければ早いほど回復のチャンスが高いそうです。
なお、耳鼻科は、Otorhinology あるいは、ENT (Ear, Nose, and Throat)です。
3回も突発性難聴を経験した私のように数100ドルを惜しんではダメですよ。
ご参考までに、アメリカで乗り物の酔い止め薬のジェネリック名は、meclizine(メクリジン)。
薬局の店員さんによってはジェネリック名を知らない場合があります。
そのときは、モーション シックネスの薬と伝えれば分かってくれます。
売り場はMotion Sickness(モーション シックネス)のコーナーです。
私が常備しているのはWalgreensブランドの眠気が少なく、水なしで噛めるラズベリー味。
柔らかいので半分の量(12.5mg)にしたいときは、歯で簡単に半分にできます。
他のブランドでは、眠気が強くなり車の運転どころではないものもありますのでご注意ください。
それでは、みなさんのもとにいいことがたくさん舞い込んで来ますように!
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トランス ディスカバリーズは、社会人、学生を問わず、学ぶ意欲のある人たちや、
学ぶチャンスに恵まれていない人たちが知識やスキルを身につけ、明るい未来を築いていくことを応援します。
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[Reference: National Institute on Deafness and Other Communication Disorders (NIDCD)]