最低賃金を$15(米ドル)に引き上げようとする動きも出ていますが、今日は、離職率について。
特に離職率が高いことで有名な業界は、飲食業界(レストラン)や小売業界。
総じてホスピタリティーと称されるレストランやホテル業界の離職率は、なんと72.1%。
小売業界(リテイル)は、67%.
マネジメントになれば別の話しですが、どちらも日祝日の労働を強いられる上、決して待遇がいいとは言えない業界。
大学のホスピタリティー学部が不人気なのは、収入の低さが一因しています。
同じチェーン店であっても、離職率が110%を超えるところがあれば、30%程度にとどまるところもあります。
言い換えれば、離職率の高い店舗は、上司のマネジメントスタイルに不服を抱いている従業員が多く、離職の大きな原因になっています。
そもそも、その分野でキャリアを積んでいこうというよりも、腰掛け的な人たちが大勢ですので、離職率が高くなって当然です。
賃金が決して魅力的ではない上、他に類似した仕事が簡単に見つかるから、離職することを躊躇する必要がありません。
従業員の確保のために、近年の傾向として、各社、競って待遇を改善しようとする動きが出ています。
スターバックスのように、大学の授業料を支援してくれるところには、大学進学あるいは在学中の若い世代に注目されています。
大手チェーン店が時給を引き上げれば、各社、それに追随して引き上げを実施しているのが現状です。
昨年、ウォルマートが時給を引き上げたところ、買い物に出かけてすぐに気付くほど、従業員のレベルが高くなっていました。
時給1ドル差が、これほど効果的なものなのか、と、驚くほどでした。
そして、従業員確保のため、それがまるでデ ファクト スタンダードのように、他社が追随しているのです。
ところで、離職率を英語で言うと、turnover(ターンオーバー)です。
在庫の回転率にも使います。
そして、身近でもっと使うのが、目玉焼きを注文する時の焼き方です。
ついでに、ひっくり返さずに片面だけを焼いて欲しい時は、sunny side up(サニーサイドアップ)。
離職、目玉焼きのいずれによ、いったん決めたら、コロコロ気持ちを変えないこと。
それでは、みなさんのもとにいいことがたくさん舞い込んで来ますように!
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