薬や化粧品でさえ使ってみて気に入らなければ返品できます。
1ヶ月続いた鼻血騒動でも、医師に進められた薬が私には合わなかったので、あれこれ試してみなければなりませんでした。
自由に返品できるからこそできたこと。
日本とは医療制度が違うからと言えばそれまでですが(今回の鼻血での自己負担額はなんと250ドル!)、基本的には小売店では返品できます。
なかには、返品に期限がないところもあります。
アメリカに移った頃、そんなに返品を受けてビジネスとして成り立つのか不思議に思っていました。
しかし、消費者である自分自身を含め、周囲を見ていると、ビジネスがしっかり成り立っている理由がわかりました。
リテイル業界は、店舗まで客に足を運んでもらうことがビジネスの基本です。
返品に来た客は、店を出るときには、返品した以上の金額の買い物を済ませています。
スーパーに買い忘れのものを購入するために出かけても、レジにたどり着いたときには、買い物カゴがいっぱいになっていることが珍しくありません。
まったくこれと同じ状況です。
店舗に出向く回数が増えれば増えるほど、消費者はついつい財布を緩めてしまう仕組みになっているようです。
それがマーケティングなのでしょうが、、、。
意識しなければ、私たち消費者は心理状態をうまい具合に利用されています。
まあ仕方ないと言えば仕方ないことですが。
せめて、返品制度はしっかりと利用したいものです。
コストコ、ベッドバス&ビヨンド、ウォルマート等は、基本的に返品期限がありません。
(コンピューターや電化製品などは例外で期限があります。)
その他の大手チェーンの返品期限は、30日から90日が一般的。
どこのチェーンストアーのグループでも同じですが、レシートをなくしてしまったら、クレジットカードから購入歴を調べてもらえます。
ただし、その場合は、購入した店舗に行かなければなりません。
レシートを保管していたら返品時の店舗のロケーションは問われません。
つまり、レシートがある場合のみ、チェーンストア全社レベルで購入履歴データにアクセスできるのです。
そうそう、驚きましたが、植物も返品可能ですよ。
ホームセンターの返品期限は、90日から1年。
つまり、「バケーションから帰って来たら植物が枯れていた」ときも購入後1年以内ならば返品できるのですよ!
そして、新しい元気な植物と交換でき、家にはいつも元気な観葉植物や花々に囲まれた生活ができるのです。
そういうことで、私が利用しているホームセンターは、植物の返品期限が1年のところ。
もっとも、返品する以上の商品をついつい買ってしまっていますけどね。
それでは、みなさんのもとにいいことがたくさん舞い込んで来ますように!
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