航空ショーの人たちは、厳しい競争から選び抜かれた精鋭たちで、アメリカ全土を航空ショーのために飛び回っている人たちです。
特に、サンダーバードチームは、トップ中のトップで、一目置かれる人たちです。
このチームに入るには、最低3年間、空軍に従事しておくことが条件です。
この条件をクリアーした後には、厳しい選抜試験があります。
いったん、チームメンバーとして選ばれると任務期間は、3年から4年間。
戦地に赴くことはありません。
航空ショーで空を飛ぶサンダーバードは、6機。
まるで巨大な鳥。
ショーを終えて感じたことは、チームワークと規律。
NASAの宇宙飛行士に、軍の出身者が多いのが理解できます。
修羅場をくぐり抜けてきた精神面の強さ、任務をやり通すコミットメント、そしてチームワーク。
それにしても感動的なショーでした。
若者たちが空軍に憧れる理由がなんとなくわかるような気がします。
こういうショーをアメリカ全土で披露して回っているのですから、入隊希望者は後を絶たないことでしょう。
そして、最後にあと1枚。
演目が、トラトラトラ。
複雑な心境になった演目。
さすがのアメリカ人も拍手することはなく、静かになりました。
今も戦地に赴いている人たちがいるのが、アメリカの現実。
きっと、軍の人たちも意図することがあって、この演目を加えたことなのでしょう。
闘争心を煽り立てるための目的でないことを願っています。
世界が平和な世の中になることを祈る航空ショーでした。
それでは、みなさんのもとにいいことがたくさん舞い込んで来ますように!