相手の職業を英語で聞く場合、「What are you doing for living?」とか、「 What do you do for living?」と聞くのが一般的ですが、返事は日本とは異なります。
生活の糧をどうやって得ているのか聞いているのであって、いきなりどこの会社に勤めているのかを聞いているのではありません。
そして、そこから、どんな仕事なのか、どこの会社に勤めているのか、と、話しが展開していくのです。
なぜか日本は「会社員」が「職業」になっています。
総合的な知識を身につけられるようなシステムになっているためでしょうか。
もしも、英語で職業を聞かれたら、「なに」をしているかを具体的に答えるのが、自然な流れの会話になります。雇用されているのか自営なのかを訊ねられているのではありません。
よく考えてみると、アメリカには、どのポジションにも職業タイトルが付いています。
エントリーレベルのポジションでさえも。
日本の女性の職業に多い「一般事務」のタイトルでは、広義すぎてどういう仕事をしているのかイメージできないかも知れません。
一般事務を英語で説明するならば、セールスアシスタント、アドミニ アシスタント、ブック キーパーだったりします。
「アドミニ アシスタント」は、最近は「セクレタリー(秘書)」の代わりによくつかわれている職業タイトルでもあります。
職業の訊ねかた一つをとっても、文化の違いをひしひしと感じます。
しかし、もしも、Googleやfacebookなどに勤めていたら、ついつい社名を言いたくなるかも知れませんね。
では、今週もみなさんのもとにいいことがたくさん舞い込んできますように!