アメリカ市場で大きな販売シェアを占める韓国製品。
それを反映したように、思ったとおりのデジタル化されたオープニングセレモニーでした。
テレビを見ながら、その開会式の陰では、果たしてどれほどの人たちがシステムを動かしたり、管理しているのかと想像していました。
そして、本日のロイターニュースでは、オリンピックへのハッカー攻撃を報道していました。
幸い、危機的な被害を避けることができ、開会式の成功をおさめたそうです。
まだ、オリンピックは始まったばかりですし、今も毎日、ハッカー対策を講じていることでしょうから、詳しいことは伝えられないのでしょうが、現時点において詳細は何も伝えられていません。
変化をヒシヒシと感じる毎日です。
たとえば、数日前のこと。
車2台がバスの後ろで追い越しせずに待っています。
私も含め、他の車はみんな、車線を変更して停車しているバスを追い抜いていました。
「なんでこの2台は、追い越しせずにトロトロしているのかしら???」と思いつつ、この2台とバスを追い越しました。
そのとき、ようやく気づきました。
それは、Uberだったのです。
客を乗せていないテスト運転中らしい2台連れ。
そして、あと一件。
これも先週のこと。
以前住んでいたところの近くにあるスーパーまで、用事のついでに少し遠出しました。
そのスーパーは、トレーニング ストアーとか、パイロット ストアーとか呼ばれている店舗です。
普通のスーパーとなんら取り扱い商品に差はありません。
唯一の違いは、他の地区からの社員の研修などトレーニングを行うお店です。
そして、新しいシステムも他よりも早く導入して改善を図ったり、客のフィードバックを調査します。
つまり、他のチェーン店への導入前に特定の店舗だけでシステムを試験するので、パイロット(試験)ストアーと呼ばれるわけです。
(* 追記、IT業界では、全社的に導入するシステムを開発する前に、試験的なシステムとしてまずはパイロット システムを開発することは珍しくありません。)
従来のようにレジに人がいるのは、わずか4台だけ。
その4台の両側を取り囲むように、SCOが30台ほどズラーッと並んでいました。
将来消滅していく職業の一つは、レジの人たちと言われています。
それにしても、その時期が、こんなに早く来るとは驚きです!
このスキャン&ゴーというシステム。
どういうものかと言うと、店舗を入ってすぐのところに備えつけられているスキャナーを使ってスキャンして、買い物カゴに商品を入れるのです。
そして、買い物を終えたら、会計時に一つずつ商品をスキャンしなくていいのです。
店舗には、システムテストに立ち会っているような、システムに強そうな人たちが大勢して、「教えますからSCOを使いませんか」と。
新しいシステムを使いたかったのですが、当日は大量の買い物。
そして、連れ合いは、「いや、今日は、やめておこう」。
で、しぶしぶ、従来のレジで支払いを済ませたのです。
従来のレジには長〜い列。
待っている間、システムを使わせようと働きかけてきたお兄さんに質問しました。
大雑把にどう言うものかを教えてくれました。
しかし、疑問が残りました。
「客が、買い物カートに入れる商品を一つずつすべてスキャンすると思う?」
するとお兄さん、一瞬困った様子でしたが、「お客様を信頼した上で作られたシステムで・・・」。
パイロットストアーでの経験を活かしながら、実用化に近づいていくことでしょう。
しかも速いスピードで。
同じ市であっても、ロケーションによって客層も治安も大きな違いがあります。
このようなスキャン&ゴーのシステムが導入されてもセキュリティーの人やSCOを監視する人たちは欠かせないことになるでしょう。
Amazon Go (アマゾン ゴー) のようなレジを完全に廃止したシステムの導入には莫大なコストがかかります。
アメリカの小売店すべてにレジ無しシステムが導入されるのはもう少し先のことでしょう。
それとも、それぞれの店舗の客層に応じて、レジ完全廃止店舗、スキャン&ゴーの店舗、従来の人によるレジの店舗と分類されていくことになるのでしょう。
変化が間近にきていることだけは間違いありません。
楽しみです。
次は、時間的余裕を持って、トラブルのシナリオもいくつか作って、パイロット ストアーに買い物に行ってきます!
それでは、みなさんのもとにいいことがたくさん舞い込んで来ますように!
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トランス ディスカバリーズは、社会人、学生を問わず、学ぶ意欲のある人たちや、
学ぶチャンスに恵まれていない人たちが知識やスキルを身につけ、明るい未来を築いていくことを応援します。
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