アメリカの各方面からのニュースで、ジカ熱のことが話題になっています。
蚊を媒体とする感染病ですが、性行為による感染も確認されています。
5人に1人の割合で、発病するようです。
症状は、通常、軽いのですが、症状は1週間ほど続くとのこと。
主な症状は、発熱、発疹、目の充血、関節の痛みです。
蚊の発生率の高さ、ジカ熱の発生している国々からの旅行者や帰国者の数などをもとにした順位です。
1位)マイアミ(フロリダ州)
2位)オーランド(フロリダ州)
3位)タンパ(フロリダ州)
4位)ブラウンズビル(テキサス州)
5位)ニューヨーク(ニューヨーク州)
6位)ジャクソンビル(フロリダ州)
7位)ヒューストン(テキサス州)
8位)アトランタ(ジョージア州)
9位)ニューオーリンズ(ルイジアナ州)
10位)チャールストン(サウスカロライナ州)
11位)モビール(アラバマ州)
12位)タラハシー(フロリダ州)
13位)サバンナ(ジョージア州)
14位)ロサンジェルス(カリフォルニア州)
15位)フィラデルフィア(ペンシルバニア州)
16位)ワシントン D.C.
17位)シャーロット(ノースカロライナ州)
18位)ダラス(テキサス州)
19位)セイントルイス(ミズーリ州)
20位)カンザスシティー(ミズーリ州)
21位)ナッシュビル(テネシー州)
22位)メンフィス(テネシー州)
23位)オクラホマシティー(オクラホマ州)
24位)ルイビル(ケンタッキー州)
25位)リッチモンド(バージニア州)
26位)ローリー(ノースカロライナ州)
27位)バーミンガム(アラバマ州)
28位)コロンビア(サウスカロライナ州)
29位)リトルロック(アーカンソー州)
30位)オーガスタ(ジョージア州)
どの州も、これからの季節、気温が高く、湿度が高く、蚊が好むような気候のところばかりです。
これらの地域で、緑が多いところは、蚊の多さは実に半端ではありませんよ。
私は、インドでマラリヤ(蚊を媒体とした感染病の一つ)に感染しましたが、ノースカロライナ州の蚊にも散々やられました。
夏場の木陰で休むなんて狂気の沙汰です。
妊娠中の女性が感染すると生まれてくる子供の小頭症が問題になっていますが、
ディスカバリーニュースによると、将来発生するリスクのある他の病気も発表されました。
多発性硬化症(MS)に類似した症状の病気で、稀なケースですが、ADEM (Accute Disseminate Encephalomyelitis)と呼ばれるものです。
日本語では、急性散在性脳脊髄炎と呼ばれています。
性行為による感染が確認されていますので、妊娠中や妊娠を計画中の女性にとどまらず、男性にとっても他人事ではない状況となりました。
バケーションであれ、出張であれ、くれぐれもご注意ください。
ところで、ジカ熱の症状の一つである、目の充血は、英語ではピンクアイ(pink eye) と言います。
赤くなるので、レッドアイと言いたいところです。
間違ってレッドアイと伝えても通じますけどね。
では、みなさんのもとにいいことがたくさん舞い込んで来ますように!
(参照:USA Today、米国感染病管理センター(CDC)、Discovery News、PIX11テレビ)